英科学誌ネイチャーは、今年世界の科学界で「いい意味でも悪い意味でも影響を与えた」10人を選び、22日付の同誌で発表した。東京電力福島第一原発事故での政府の対応を厳しく批判した東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授(58)もその一人に挙げた。

 児玉教授は事故後の7月27日、国会に参考人として呼ばれ、「国は飛散した放射性物質の総量を正しく公表しておらず、明らかな怠慢だ」と声高に政府を批判。16分に及ぶ証言の様子はネット上で100万回見られたとされる。

 このほか、光より速いニュートリノを観測したと発表し、世界中を論争の渦に巻き込んだ研究者、世界人口70億人目を記念して国連人口基金からケーキを贈られたフィリピン人の赤ちゃんらが選ばれた。