さてさて、おいらがここドゥランゴに来たのは
銀の学校が目的と言っておきながら
その紹介がまだやったんで
今回はおいらの学校の紹介。
学校の名前はズバリ
"Casa de la Plata"
日本語に訳せば
"銀の家"
と、まぁなんともそのまんまな名前なんやけど
なんとおいらが来たころは
『いま銀を切らしててねぇ~!!!』
って受付のおばちゃん笑いながら教えてくれた。
いやいや、銀の学校に銀がなかったらどないすんねん!!!
運営は国なのか州なのか知らんけど
とりあえず政府管轄。
まぁ、税金の還元運動の一環とでも考えれば納得。
というのもその実
学校というよりは
体験教室に近く
おいらが想像していた
『国やら州やらがお金を出してメキシコ銀のアーティストを
ここドゥランゴから輩出しよう!!』
というようなことは全くなく
なんとものんびり。
生徒は大半がおばちゃんで
教室はいつも井戸端会議で大盛り上がり。
本気で銀細工を学ぼうというおいらのような人はめずらしく
銀細工では避けて通れない
溶接の工程を
「火が怖い!!」
「溶接はしたくない!!!」
「もう歳で細かいから見えない!!!!!」
などなどの理由で
「ちょっとそこのお兄ちゃん、代わりにやってちょうだい。」
なぁ~んてことはざらで
最初はなんだかなぁ~と思っていましたが
おいらの練習になるし問題なし!!
ということでいまは大歓迎。
そして最大の問題は先生。
彼の名は
『ワラ』
14歳から親父さんの工房で銀細工を始めた
ベテランなのはいいんやけど
基本説明しない。
というよりも説明したくない。
教えたくない。
という素敵な人柄で
教わるほうとしてはなかなか苦労が耐えない。
でもほんま彼の技術は本物なので何とか隙を見つけては
スキルを盗んでおります。
ほんまは週に2回しかクラスをとれないところを
時間が限られているという理由で
毎日通わせてもらってるし
ほぼ"0"からスタートしているおいらとしては
学ぶこともたくさんあるし
なんだかんだいっても楽しんでおります。
いまはバングルなんてものを作っておりますので
完成したら画像をアップするのでお楽しみに!!!