涼しいはずの乾季ですが、今年は少し違うみたいです。

言ってしまえば、データー的には通常のブレの範囲なのでしょうが。

それでも朝は「寒い」と感じる日が多く、気持ちよく朝を迎える事が出来ます。

昼間になると日向は暑いのですが木陰は涼しく、バイクやトクトクに乗ると心地よい風を感じる事が出来ます。

 

1月はカンボジアの西部、北部へと調査に同行させてもらい、新しいカンボジアの一面を感じる事が出来ました。

日本の半分ほどの広さですが、州ごとに色んな実情があることを感じました。

土質や地形、標高や緯度の差も感じました。水田地帯、畑作地帯、果樹地帯。

雨季と乾季に分かれる国ですから、水の有無が大きく生活に影響していることも見て取れました。

なんといっても、東北部のラタナキリ州からプノンペンまでの約500㎞を一日での移動はさすがに疲れました。

今回の調査同行でカンボジアのほとんどの州に足を踏み入れたことになります(残るはオダーミエンチャイのみ)。

ほとんどに共通すること、地域の特色があること、いろいろ感じました。

私の中では稲作と果樹関係がマイブームなので、夢はどんどん広がって行きます。

環境により農業の技術は様々ですが、地域には必ず篤農家と言われる人がいるものです。

まず学び、そこからできうることに挑戦するのが農家です。

 

ラタナキリ州の州都、バンルン市のホテル。豪華に見えますが、19$朝食付き。素敵な部屋は私にはちょっと落ち着かない・・・

パッションフルーツのワイン。デザインも素晴らしく、お土産に買ってきました。(写真がどうしても横になってしまい、すいません)

バンルンは標高300m、丘陵地帯が連なり、果樹、胡椒などが栽培されていました。

73号線と7号線の交差点あたりまで来ると、田んぼが広がります。この辺も1月末には収穫が始まります。

西部バンテイミエンチャイ州、ポイペトの近くのメロン農家。

国境が近いだけに、タイの技術と販売先による影響を強く感じます。

飼料用トウモロコシ。先まできれいに実が入っています。

乾季でも枯れない、深く大きな池が所々にあり、乾季の農業生産の大きな糧となっています。

潅水技術や設備もタイからダイレクトに入ってくるので、この技術が全国に普及してほしいものです。

播種から一週間のキュウリ、ヘクタール当たり10t程度の収穫があるそうです。

メロンの苗、これらの種は専用培土とトレイにより95%以上の発芽率です。

日曜日久しぶりに、郊外の農家へ。途中にはどんどん大きな建物が建設されていました。

魚と鶏肉と野菜。いつもごちそうを用意してくれます。世間話して帰るだけなんですが。(もちろん通訳介して(笑))

初めて会った時からじいちゃんだったけど、94歳!(くらい)、今でも牛の世話は日課だそうです。

プノンペン経済特区(PPSEZ)が南ゲートの先まで工事が進んでいました。

お結び屋さんができたというので、オニギリ買ってシェムリアップへ。

畑に行く途中の家の前にカシューナッツがなっていました。緑や赤の実の下にあるのがカシューナッツ。
かたい殻の中においしいカシューナッツあります。

畑でごはん。何かの炊き込みご飯おかずは牛肉と魚とスイカ。なんと、カンボジアではスイカはおかずです!

畑のスタッフ用のバイク。たぶん20年くらい前の日本からやって来たHONDAのカブ350$。まだまだ現役です。

11月に試験播種機による播種の収穫をしました。穂の付き方はいいと言ってました。

3月にもう一度試験します。

写真の右が試験区、左が慣行区。まあ、見てもわかりませんが。

今や収穫のほとんどがコンバイン。ヤンマー製もあるのですが、KUBOTA以外見たことがありません。

日本からいらしたお客様が持ってこられた竹鶴。この中にプレミア付きのがあるそうです。(私,猫に小判なのでわかりません)

いつものレストランでビール。1.5$

ライフワークのタクマウ農場。次の野菜の播種準備が進んでいます。

葉っぱを見る限りオジギソウ。合歓の木の仲間らしい。葉っぱはカンボジアの卵焼きに入っている定番野菜。

挿し木で根と葉が出たら植えます。

ミーティングには最高のスペース、つい「ビール!」と叫びたくなります。

畝たて中、土がガラガラ、チューブで水を点滴、するはずです。

クワで畝の仕上げをしますが、職人レベルです。

上下逆にして、モミを広げてバラマキするための部品です。

こんな感じでほぼ完成。細かな調整をして、今月中に再試験します。

 

お米の値段が下がったまま。今回収穫したモミは、720R/kg(19.5円/kg)です。

6俵(360kg)収穫しても7,000円/10a程度。利益はせいぜい2,000円。10ha作っても20万円程度の収入です。

いろいろ問題があっても、農家ができる対応は収穫量を増やすことだけです。

業者との話し合いとか、政治的は対応とかいろいろ考えられますが、農家が行動を起こす気配はありません。

もちろん私にはどうしようもありません。

今農家戸数と同時に、栽培面積も減ってきています。自家米と親戚用の米しか作らない農家も増えてます。

生産量が減ればお米の国際相場は上がるのか?
いえ、上がりません。東南アジアはお米の大生産地帯です。カンボジアのお米が減っても大勢に影響はないのです。

しかしながら、国際的なお米の共進会ではカンボジア米は常に首位を争っています。

おかしな構図です。

 

こんなカンボジアで私にできることはといえば、播種機に代表されるような農家の生産量をいかに上げるかです。

費用を減らすのはほぼ限界です。

稲作に限らず、野菜でも果樹でも。私にできることは、カンボジアから生産量を増やして、輸出を考える方の目に留まる農産物を増やすことです。

そのためには新しい取り組みを創造しなくてはいけないと思います。

一人ではできなくとも、続けていればいつか仲間ができる、小さな小さな社会運動なのかもしれません。

 

では、次回はやっと暦に追いつけるのか、記事になりそうな出来事はあるのか。

 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村