気が付けば二月。

年のせいか、時間がたつのが早い。

昨年は無理して動き回って体調を壊すことが何度かあったので、無理せず作業しようと思ったら、はやり進まない。

困ったものですが、地方に行く機会もあるので、仕方ないかなあとあきらめています。

農場での播種機作り、仕事でカシューナッツ畑やいろんな農村に調査などで行くことがあり、地方に行って歩き回った後は家でじっとすることにしています。


予算とか、計画とか、事務処理とかいろんなことがあって現場もあるのですが、元農家の私はどうしても現場優先になりがちです。

世界の農業の70%とも80%ともいわれるのは家族経営又は家族+αの中小農家です。

どんなに素晴らしい計画も、現場で作業する人がいなければ実現しません。

種をまいたら収穫するまで、秋になれば春まで、じっと待つのが農業の宿命です。

 

太陽と土と天候に影響される農業ですが、人が生きる上でなくてはならない農業です。

同時に、営農するうえで、その周りの農業関連産業の方々の地道な研究も、農業の現場には欠かせない分野です。

美味しい農産物の生産のための種、肥料や資材の開発、技術の開発にも大きく期待しています。

今回は1月前半の出来事をまとめてみました。

日本のお正月明けにタクマウ農場の入り口が新しくなっていました。

しばらく見なかったニャンコも戻ってきました。

枯れたマンゴーを切り倒し、畑の造成が始まりました。

北部ステントレン州の知り合いが「カカオがなった」とメールくれました。見に行かなきゃ。

胡椒やカシューナッツはカンボジアでも広く栽培されていますが、10年後を見据えた新たな果樹や農産物の研究も忘れてはいけないと思います。

日本の文化を紹介するイベントを見に行きました。三味線、尺八、鳴り物、書道(墨絵)など。

日本人会恒例の餅つき大会、何十年かぶりに杵振りました。

農業関係の調査に同行中、物騒なものがと思ったら、地雷を処理しているカンボジアの団体の事務所でした。

村人に集まってもらい、地位の概要、農業の様子を聞きました。

水、電気、道路、農作物の話、古くは1970年代に落とされた不発弾の話まで。

農業の基盤整備を必要とされていることを強く感じました。

青い袋は「牛糞」です。本来畑に堆肥として還元されるべきものが日々の生活費として消えていく現実。

カンボジア農業の矛盾とどう向き合えばいいのか。

村には子供たちの笑顔があふれています。

老朽化した橋。自動車の通行はすでに禁止。自動車は川床を迂回します。

ステントレンの農業省庁舎。昨年新築しました。

農業省の方に誘われ、ラオス風の麺料理。人気のあるお店で、朝7時前なのににぎわっていました。

メコン川の支流、セコン川沿いの村。電気はまだ来ていないので、発電機が活躍。

メコン川の支流とはいえ、川幅は200mくらい。

乾季のカンボジア名物ともいえる野火。自然発火だというが、どうしても信じられない。

果樹園などは周囲の草刈りなどで対策をしているが、あちこちに燃えたカシューナッツやキャッサバの畑があった。

セコン川のダム湖の上流、湖上の電柱はかつての道路沿いに立っていた。

元の川岸は1㎞以上先だという。

ダムができるまではこの先には橋があり、国道まで10数キロだったが、今は2時間近く遠回りしなくてはならない。

電力政策と農業政策の差を感じる。確かに人口は少ないが、北海道の開拓2世の私には住民の切ない感情が理解できる気がする。

ダム湖に向かう道、両側には小径木の森林が広がっています。

メーカーはどこ? おそらくベラルーシ製のベラルスというトラクター。

リアの油圧シリンダー。絶対に元の仕様とは違う改造がされている。

何とかして使えるように改造する知恵は素晴らしい。

ラタナキリの州都バンルン市、広い道路と綺麗な建物が印象的。

ホテルには想像以上に外国人(主に欧米人)がいた。

 

日本の農業も昭和30年代までは、それは厳しい環境でした。
昭和40年頃に始まった農業構造改善事業で膨大な国費を投入して土地改良、区画整備、用水路整備、機械化が実施されました。
この事業により農家の生産性は格段に上がり、事業に使われたほとんどの補助金は土木建設業界、農業機械メーカーなどの業界に大きな経済効果をもたらしました。
農家が現金を手にすることはありませんでしたが、道路が整備されたことにより農産物の出荷が容易になったり、大型機械の導入で規模拡大につながりました。それに伴い生産量も増加し、農産物の加工場が進出してきました。北海道では道路の改良と電気の普及により酪農家の牛乳生産量が飛躍的に伸びました。

 

安直にカンボジアでも、と考えるのには無理がありますが、農業を含む製造業が盛んになることは経済の活性化には欠かせません。

稲作が中心のカンボジア農業ですが、地方に行ってもマンゴー、バナナ、カシューナッツ、ゴムなどはよく見かけます。

ほかにもロンガン(竜眼)、ドラゴンフルーツ、ライム、パパイヤ、コーヒー、ドリアン、カカオ、ジャックフルーツ・・・
キリがありませんが、生食のほかにも加工品として輸出できる果樹を含む農産物はたくさんあります。

加工することにより輸出先は格段に広がるので、カンボジアに来たら田舎に行ってみてほしいものです。

試験してみたいものもいくつかあるのですが、慌てずにボツボツ行きます。

 

最後に、3月に昨年のクラウドファンディングの報告会を開催しようと思っていたのですが、コロナウイルスの心配があり、延期しようかどうしようか思案中です。皆様も十分注意してお過ごしください。

 

 

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