南御所殿
日野富子には三人の娘がいた
経子・澄子・済子
(実は日野富子の産んだ、将軍足利義政の娘の名は判っていない)
この小説の中では南御所澄子とした
【日野富子】
後の儒教が重んじられた江戸後期頃より
稀代の悪女, 金の亡者と呼ばれた
あの莫大な富子の遺産は
すべて南御所殿のものになったという
巨万の富を何もしないで手に入れた
足利将軍家の娘の実像に迫る
父のやり残した慈照寺通称銀閣寺は
何故銀色に輝くことができなかったのだろうか
日本初のサラ金業者を立ちあげた
日野富子という将軍正室の娘
【墨呂空】