敬萬元年十二月三日巳の刻
京の都
その御子は幾宮極子内親王
(落飾して鸞極門院)
京都今上天皇と
(敬萬元年二月即位、後の神勘天皇)
正后山城宮朱子女王の
(後の超厳皇太后)
第一皇女である
あくる年から数年の間に朱子后はで第一、二皇子を出産
元号が代わった神勘三年正月
遷都
都は東の京へ
そこには京都今上天皇の三皇子女の姿はなく
東京今上天皇皇后両陛下とその後宮たちのみ住いする
東京御所があった
謎の王政復古
新しい大倭帝国の幕開けはこうして始まった・・・
大きな運命の歯車と小さな歯車がかみ合わず歪んでいく様に
それは誰にも止められない
木っ端みじんに破壊されるまで動くのだ
【墨呂空】
≪このHISTORY・NOVELはフィクションです≫