2006年7月

HIVに感染していることが
わかりました

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2017年08月31日(木)

早朝ーそして夏が終わるー

テーマ:ブログ
昨日の朝、
ホームでボーッと電車を待っていると、

ポトッ

とシャツの左袖に虫がとまった。
払い除けようとよく見ると、

なんと!

それは鳥のフンだった!!


今朝、
ホームでジーッと電車を待っていると、

ガサッピタッ

と左耳に虫がとまった。
払い除けた物体をよく見ると、

ギョギョッ!
(↑さかなクンではない)

それはどでかいゴキブリだった!!!


なぜ!?
どこから!?!?
どうして!?!?!?


あしたは何が降ってくるのか怖い。

そして、

何事もなかったように夏が終わってゆく。



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2017年04月16日(日)

泡沫ーおなじ週末おなじ時間ー

テーマ:ブログ
リンゴちゃん、
ジェームスくん、
元気でいますか?

◇FRIDAY

22時30分の快速

出勤時間には吊革につかまっていてもグラグラするほど眠くて仕方ないのに、15時間後の車内ではゆったりと腰かけていても睡魔には襲われない。買ったばかりのシャツに身を包み、今宵の宴に思いを馳せていると眠気は少しも感じなかった。同じルートを辿っていても、ひと駅ごと会社に近づく朝の憂鬱はそこにない。高層ビル群の灯りが目に入る頃には、じっとしているのがもどかしいほど気持ちは仲通りへと飛んでいた。

22時50分の地下道

駅へ向かう人が多い地下道も、営業時間を終えた紀伊国屋の辺りではすれ違う人もまばらになる。今夜はどんな出会いが待っているのだろう。Barのドアを開ける瞬間のドキドキを思うと、一日の疲れも吹き飛んだ。仲通りへ出るのに便利なビッグスビルは、この時間には既に封鎖されている。仕方なく上るC7出口の階段も、夢の入口に続いているようで足取りは軽かった。

23時のBar“T”

「いらっしゃ~~~いッ」
店子のトシくんの元気な声に出迎えられた。今夜も笑い声と歌声の溢れる店内は活気づいている。じゃあ、ショウちゃんはここに座って、とかろうじて空いている止り木に手を引かれると、2つ隣の席からは「おはよーーーッ」とジェームスくんが手を振りらながら挨拶してくれた。「何軒目ー?」とボックス席からわざわざ来てくれたリンゴちゃんの手には、美味しそうなオレンジジュース割が握られている。

◇SATURDAY

午前0時の最終電車

日付が変わった。終電組がごっそり帰ってしまうと、入れ替わるように別のお店で飲んでいたグループが顔を出す。どこで飲んでたかの質問に「ZIP」や「ARTY FARTY」と答えているのを聞くと、自分とは縁のない人に思えてなんだか気後れしてしまう。話してみたい人がカウンターの向こうで飲んでいても、自分からは声もかけられない。まだまだ飲みが足りないのだ、と一気にグラスを空けてウーロンハイのお代わりをもらった。

午前2時の“DESIRE”

常連さんが「DESIRE」を歌い始めた。いくつものグループが席を埋める店内で、DESIREの合いの手がバラバラの雰囲気をひとつにする。  ♪まっさかさまに堕ちてDESIRE(落ちたら早いよ水商売)炎のように燃えてDESIRE(燃えたらしつこい30代)♪ みんな笑っていた。夜明けはまだ遠い。夜はこれから。アルコールによる高揚もあってか、そこにいる誰もが悩みなどこれっぽっちも見せなかった。そう、まるで初めから悩みなど存在しないかのように。

午前5時の一番電車

もう始発が動き出す。飲み疲れ、騒ぎ疲れ、「じゃあ、またね」と言って帰っていくお客さんがまたひとり増える。店子のトシくんの疲労の色は濃くなり、空いたテーブルのグラスや灰皿を片付ける動きも鈍い。ママはくわえ煙草で伝票をめくりながら電卓を叩いている。またこのメンバーが残ったね、とぼくはどこかで思いながら、リンゴちゃんやジェームスくんと一緒に片づけを手伝った。音楽が止んで静まり返った店内は、JINROを棚に並べる音がやけに大きく響いた。

午前6時の新宿御苑

「ご飯でも食べてく?」
明け方のママの声はひと際低く感じられる。「行くわよッ」とトシちゃんがみんなを先導し、ぼくたちは新宿通りを横切った。早朝のジョナサンはお客もまばらで、通されたテーブル席のソファにぼくたちは崩れるように体を沈めた。誰もが睡魔と疲労に襲われて口数が少なかった。ナイフとフォークを操りながら目があえば冗談のひとつも飛ばすのに、視線を落とすと不安な将来を覗き込んでいるかのように無口になった。空はいつのまにか明るさを取り戻し、ぼくの前に「現実」を連れてきた。

午前7時の東口

朝帰りの駅までの道のりは、いつも罪悪感や自己嫌悪に襲われた。中央線、埼京線、小田急線。それぞれが家路につくために新宿駅で「また今夜~」と言って別れた。夢の国には終わりがあった。ようやく見つけた「居場所」も、一生の地ではないことに朝帰りのたびに気づかされた。そう、みんなわかっていた。こんな生活が長くは続かないってことを。それをわかりながら笑ったり歌ったり騒いだりしていた。終わりを感じながら、それでも夜になると夢の国の扉を開けた。ぼくたちはもう少しだけ、現実から目を背けて夢の中に浸っていたかった。

◇WEEKEND

2017年の町の片隅

近所のカフェでお茶をするのが好きだ。そこにはリンゴちゃんもジェームスくんもいない。きっともう、二度と会うこともない。向かいの席は空いたままで、笑い声も歌声も響かない。それでもこの場所に幸せを感じる。

あの頃はわけもなく不安で、明るい未来などとても想像できなかった。人並みの生活や幸せとは無縁に思えて、それを紛らわせるために毎週末、あの場所に通っていた気がする。

時を経て。

不安の種は尽きない。明るい未来を描けるようになったわけでもない。ただ、それでも日々の暮らしの中に幸せはあるのだ、と思えるようになった。それがたとえ24時間のうちの数分だとしても。

賑やかな場所で周りを仲間に囲まれていなくても、きっと幸せは自分の中にある。このちっぽけな幸せもいつ終わるかはわからない。けれど、あの日々をこうして時々思い返しながら、ひとりでお茶をする時間が持てていることに幸せを感じる。

リンゴちゃん、
ジェームスくん、
ぼくはここで生きています。
いつかまた、どこかで会えたら奇跡だね。  
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2017年04月07日(金)

幻覚ー花狂いの旅人ー

テーマ:ブログ
ゆうげ時。

家族で食卓を囲むことが増えた。
けれど、耳の悪い父は何も話さない。
さっさと食事を済ませると、
席を立って別の部屋に行ってしまう。
残された者同士
「今日は暖かかったね」
とか
「このリンゴ美味しいね」
とたわいもない話をしていると母が訊く。

「お母さんはどこかしら」

午前2時。

玄関で物音がする。
母がトイレと間違えているのだろうと耳を澄ませていると、
鍵を回してドアを開ける音がする。

ただ事ではない気配を感じて
階下に降りてどうしたのか尋ねると、
「お母さんがあなたを探して外に出て行っちゃった」
とオロオロしている母がいる。
母にとっての「お母さん」はぼくにとっての「祖母」だ。

祖母は、十年以上前に亡くなっている。

おばあちゃんはもう亡くなったよ、
と言ってみても何も変わらない。
現実にないものを見たと言い張るその人に、
いくら事実を伝えても理解は得られない。
仕方なく
「おばあちゃんは家に帰ったんだよ」
と母に伝える。
いぶかりながらも母は少し落ち着きを取り戻す。

そうして空が白んでゆく。

季節や時間感覚をなくした母は、
「5日朝」「5日昼」「5日夜」
と小分けにした薬袋を手にすることも忘れる。
毎食後、誰かの補助が必要なのだろうと父に協力を求めても、
文句を言われてケンカになるから手出ししない、
とにべもない。
家族にできることは限られているし、
施設に入れることも考えよう、
と提案してみても聞く耳を持たない。

身内と暮らしていても、
周りにどんなに人がいても、
なんの力にもならないことがある。

母が憎いわけじゃない。
父が嫌いなわけでもない。
それなのに親の死を願ってしまう瞬間がぼくにはある。

長生きは有難くて大切なことなのだろう。
でも、知りたくもなかった残酷な心があることを、
身近な人に悟らせることでもある気がする。

帰宅時。

老人ホームの前を通りかかる。
中からは開けられない自動ドアの前で、
おじいちゃんがじっと外を見ている。
その目が語っているように思える。

「家に帰りたい」

母も、父も、
他で暮らすよりはこんな家のほうが良いのかもしれない。
もう少しだけやれるかもしれない。
そう思いながら鞄を持つ手に力を込める。

誰が悪いわけでもない。

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