新潟県は一日雨天と知りながら

5時25分出発

関越高速道路で195キロ

谷川岳を貫通する関越トンネルを抜け

(群馬県みなかみ町~
新潟県南魚沼郡湯沢町)

2時間50分ほど走り

新潟県魚沼市の小出ICで下り

(群馬県みなかみ町
新潟県南魚沼郡湯沢町
新潟県魚沼市は特別豪雪地帯です)

「道の駅ゆのたに」で休憩

新潟県道50号小出奥只見線

「奥只見シルバーライン」

全長22kmのうちの

18.1kmがトンネル

19本トンネル連結道路を

50分間かけ通り抜け

新潟県の

「奥只見ダム」に行ってきました

東京都から新潟県の秘境

湖底に沈んだマタギ集落まで

3時間40分で到着しました

県道「シルバーライン」は

奥只見ダム建設資材運搬道路として

昭和32年に開通した道路で

マニアが夢にまで見るという憧れの道

計19本の隧道が堀抜かれた

他には類を見ないトンネル連続道路です

奥只見は

新潟県東端で福島県西端

新潟県と福島県の県境で

越後山地の山奥にあり

その名の通り

福島県只見町

(特別豪雪地帯です)

の奥に位置するものの

あまりに険しい地形のため

奥只見と福島県只見町を

繋ぐ道はありません

福島県只見町から奥只見に行くには

新潟県魚沼市小出に一度出てから

「シルバーライン」で行くしかありません

「シルバーライン」は

狭幅員、急カーブ、急勾配

事故多発、対向車注意

という警告看板通り

トラックがやっと通れる

必要最低限だけ岩山をくり抜いた

天井は低く円く狭い長い連結トンネルで

照明電灯は少なく暗く

例えるなら

腸詰ウインナーのような連結トンネルで

トンネル内部は

コンクリートで補強した所はあるものの

昭和32年に完成された当時のまま

未だゴツゴツした岩肌がそのまま残り

いかに難工事だったか

いかに山深い地なのか

物語っていました

1954年に始まり

延べ180万人の作業員で3年かけ

1957年に完成し

44人もの犠牲者を出したといいます

ゴツゴツした岩肌の狭く丸い内部は

大腸内を走っているような

不思議な感じでした

とにかく

道路全てがトンネルで

奥秩父と山梨県を結ぶ難所

雁坂峠の下に貫通した

「雁坂トンネル」

全長約6.6kmと比較すると

シルバーライン全長18.1kmが

いかに驚異的か私でも分かりました





関越トンネルを抜けて

新潟県入りするのは

8月以降

南魚沼郡湯沢町に1回

十日町市・中魚沼郡津南町に2回



新潟県のキノコの大きさ美味しさに驚き

今回も早朝から道の駅に寄り

巨大なめこ、巨大舞茸、巨大椎茸を購入

ここには

かつてマタギが山から採集してきた

天然なめこ、天然舞茸も

販売されていましたが

虫抜き作業などの細々した下拵えの

手順が表示されており

虫が怖いのもですが

誰が採ったのか分からない

山採りキノコなど信用できません

(笑)

毒キノコかもしれません

(笑)

「毒キノコに注意!」の

パンフレットも見たばかりですから

都会っ子の私たちは

前回、津南町の産直販売店で

お話を伺って買ったように

新潟県に幾つもあるという

小さな名も無き工場で

おじいさんがこだわって

一生懸命作られているという

不揃いながらも天然キノコ並みの

大きさ食感だという

生産キノコを選びました

(笑)

あとは

佐渡産おけさ柿
佐渡産おけさ柿あんぽ柿

本当に佐渡ヶ島ですよ!

佐渡ヶ島

行ってみたいです

小さい頃から憧れの

佐渡ヶ島「たらい舟」

いつか行ってみたい

(笑)

あとは

新高梨

新潟県の工場で加工された

とろろ昆布、あおさ海苔を購入

あとは

奥只見ダムの

奥只見レイクハウスや

奥只見ターミナルという

お土産屋さんで念願の

「奥只見猟師鍋またぎ汁」缶詰めを購入

アジア最大級の食品、飲料専門展示会

フードサービスにかかわる

専門家が集まる展示会

「FOODEX JAPAN 2015」で

ご当地缶詰グランプリ

金賞を受賞したという

知る人ぞ知る美味缶

「猟師鍋」などという

怪しさ満点

昭和レトロパッケージに

案の定どん引きした私は

前回新潟県訪問時にはスルーしたのですが

帰宅後、調べてみると

その高評価に驚き

今回、購入に至りました

現在の魚沼市の豪雪地帯

魚沼・守門村では

冬にマタギが獲ってきた

ウサギ肉を使った

けんちん汁が伝わっていて

ウサギは

豪雪地帯に暮らすマタギ達の

貴重なたんぱく源で

冬の栄養食でした

ウサギ猟はたいそう難しく

ウサギ鍋についても

マタギ本に必ず出て来ます



現在では「伝統料理」として

旅館、民宿などで夕食に供されるという

猟師鍋、マタギ汁を

骨付き鶏肉で再現したという

「奥只見猟師鍋またぎ汁」

それから

マタギといったら

蓑、菅笠、村田銃

お土産用のミニ菅笠

(安価でしたから中国製でしょう)

そして

越後奥只見

「ふる里の香り求め越後路へ」

「とち餅恋し母の味」

という

あんこ入り「とち餅」も

何しに行ったんだか

というほど買い込んで帰りました