日本独自の洋食、中華料理などが有るように、
韓国にも独自の洋食、中華、日食があります。
四川には海が無いのに、四川海鮮どんぶり。
そして、日食 ↓
以前にも触れましたが、これらは和食ではありません。
韓国で開発された「日食」です。
和食とはまったく異なるもので、
日本ではお目に掛かれません。
また、洋食の場合、見た目は洋食ですが、
食べてみるまではスリルを感じます。
先日も有名店でスパゲティボロネーズをチュムンすると、
運ばれて来た皿から漂うのは
チリの臭い!唐辛子の香り!コチュのにおひ!
「やりやがったな」
韓国人から「辛くなくて、おいしいいよ」
と聞いた上で来店したのですが、
やはり期待どおりでした。
何となく痛いニオイ。
辛さを越えた痛さ、
目までツンと来る痛さ。
中華も、日本食も、洋食も・・・み~んな韓式。
先日は、ソウル市内の丸亀製麺でご飯を注文し、天ぷらを選んで、天つゆ代わりにうどんの漬け汁を頼んで、無理やり天ぷら定食をアレンジしてみました。
ご飯は茶碗に盛られました。
オニギリの如く丸く固められて、少なく見えます。
まるで、仏前に供えるご飯のようです。 チーン!
コンギパpチュセヨ
と、注文すると出される韓式な盛り方です。
ふわっと盛られた和の方式とは異なります。
予定調和に準じていません。
小さなことですが、その違和感のために、和食を食べた気もちになれませんのだ。
韓国では、なぜギュウギュウに詰めるのか?
理由は判りません。
判らないので、苛立つので、
パンク的な破壊行為に及んでみました。
掻き揚げ、カボチャ、ちくわの天ぷらを、レンゲと箸で一口大の大きさに切り分け、ご飯の上に乗せて、さらにその上からだし汁を掛けて、刻みネギと生姜を足して啜ってみました。
うん、食べられる。というレベルですが、
破壊から創造へと昇華してしまいました。
パンクロックからディヴィッド・ボウイへと進化した気分です。
和式に言えば、天ぷら茶漬(だし掛け?湯漬け?)
韓式に言えば、天ぷらチゲ?天ぷらビビンバ?
見ていた中国人の若者数名が当方の真似をしていました。
皆、俺に続け!茶漬には未来がある!!
生まれて初めてロックな気分になりました。