こんにちは。
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇です。
団体競技をやっている以上、補欠の立場になることは誰にでもあり得ます。
チームでは不動のレギュラーでも、例えば代表チームに行ったら補欠、などです。
その競技を本気でやっているならば、誰でも試合に出て活躍することを考えます。
もし自分が補欠の立場になったら、何をすべきでしょうか?
今回は、「補欠の立場で何をすべきか」について僕の考えを書いてみたいと思います。
まず、補欠の立場になってしまったら、やるべきことは「自分は補欠であることを受け入れる」という作業です。
ありきたりですね。
強くなるには、まず自分の弱さを認めることから的な、、そんな話ではありません。
本質的には同じかもしれませんが…
自分が補欠の立場になってしまったら。
そうなると、周囲の目が気になったり、自分への情けなさなど、いろんな感情が起こります。
僕も補欠だった経験が長かったので、痛いほどわかります。
中学の3年間、そして大学の2年半ほど、野球部で補欠でした。
試合に出たい…。
でもいざ試合に出たら雰囲気に呑まれる。
チームメイトや友人からなんとなく漂う”頼りにされてない感”。
監督の視線を気にする自分に嫌気がさす。
自分が出ていない試合で勝っても本当は心の底からは喜べていない。
でもそんな自分にも嫌悪感を感じる。
全く本質的ではない、勝手に自分が感じているレギュラー選手との上下関係。。
わかる。。
全部僕自身が経験したもの。
わかるけど、、そいつらは全部、ただの感情。
自分がこれからレギュラー選手になっていくためには、全く意味のないもの。
感情に左右されていては、見るべきものが見えなくなる。
それを排除するために、まず受け入れることをやるべきだと言いたい。
補欠であることから脱出するためには、絶対に何かを変えなければなりません。
レギュラーメンバーと同じように過ごし、同じように練習していては、厳しい。
何かを変える。
練習方法、集中力、練習の前と後、練習時間以外の過ごし方。
つまり、補欠選手がやるべきことは、まず分析。
「これからどの方向に向かってどれだけの距離を全力で走るのか」は、「走る前に」決めるべし。
なぜ、レギュラーになれないのか。
レギュラーメンバーとの差は何なのか。
その差はどうやれば埋まるのか。
ちなみに、、
差がある以上、「頑張る」のは当たり前。
厳しいようですが、「レギュラーを奪取するという目的を達成するプロセス」においては、「頑張る」ということには価値がない。(人生においては大アリですが)
だって本気で上手くなりたい人はみんな頑張っているから、その環境においては周囲との差は作れないからです。
頑張ってる、頑張りが足らない、そんなところに基準は置くべきではありません。
そんなのは当たり前としておく方が、最終的に得られるものは多い。
考えるべきは、「頑張る方向性と手段」です。
それらを分析しなくては、差は埋まらない。
何が足りないのか。
自分のいる環境と自分の能力を徹底的に分析すべし。
頑張る、頑張ってる、では足りない。
もっと頑張る、でも足りない。
自分に何が足りないかを理解しているか?
何が出来るようになれば試合に出られるかを理解した上で努力をしているか?
ここを徹底してほしい。
そうしないと、残念ながらレギュラーメンバーの差は埋まらない。
お読みいただき、ありがとうございました。
全てはパフォーマンスアップのために。
中野 崇
追伸
負けている相手との差を埋めるために分析を徹底するのは、社会では当たり前です。
僕は、本当にちゃんと競技につながるトレーニングは、自分の動きの現状を確認するためのツールになると考えています(実際そうしてます)。
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