こんにちは、藤竹です。
先日たまたまあるプロスポーツに関するニュースを目にして感じた、日本スポーツ界の問題点の一つについて綴ろうと思います。
会社に「営業」や「製造」、「経理」などの部署があるように、
野球に「キャッチャー」や「ピッチャー」、「外野」、「内野」などのポジションがあるように、
組織には様々な役割やポジションが存在します。
スポーツチームにおいては「監督」や「マネージャー」、「選手」とそれぞれの役割があります。
その中に、競技種目によって呼称は異なりますが「アスレティックトレーナー」、「S&C」などと呼ばれる分野があります。
この両分野の説明についてはここでは省かせていただきますが、要するに異なる分野のポジションがあります。
ちなみにこの「S&C」というのが、私の専門領域になります。
この二つの異なるポジションですが、なぜか日本では同じポジションとして捉えられることが少なくありません。
「身体に関する分野」という共通点も多いため混同されやすいのですが、異なるポジションです。
一般人から見たら「ピッチャー」も「キャッチャー」も同じ「野球選手」なのでしょうが、野球を知っている人からしたら全くの別物かと思います。
「アスレティックトレーナー」、「S&C」も同様です。
レクレーションとして野球を楽しむ程度なら本来のポジション以外でも問題ないかもしれませんが、競技として勝敗を競うとなればやはり各ポジションに専門の選手を配置しなければ高いレベルでのパフォーマンスは発揮できないでしょう。
ましてやプロレベルになると尚更です。
上記の「アスレティックトレーナー」、「S&C」もアマチュアスポーツや部活動などでは人件費等の予算の問題もあり、それぞれを雇うことは現実的に難しいため兼任のような形になるのはある程度仕方ないのかなと思います。
でも、さすがにプロはダメでしょ。
100歩譲ってどちらの分野にも優れた専門性を持つ方(このような素晴らしい方もいらっしゃいます)を雇ったとしても、単純に仕事量が追い付かないでしょ。
もちろん、ほとんどのプロチームは各ポジションごとに素晴らしい専門の人材が配置されているかと思います。
しかし、一部ではまだ理解されておらず、異なる分野に配置してしまっているチームもあるようです。
今回そのような記事を偶然目にしたので、ブログに綴ることにしました。
日本のプロスポーツ、大丈夫か?