我が家の娘ちゃんのがスイミング教室に行った時のことです。
更衣室の前で
4,5歳ぐらいの女の子が一生懸命
パパに泣きながら
「パパ~パパ~私の話を聞いて!!」
と言っていました。
スイミングの始まる時間は迫って来て
パパは早く娘さんが水着に着替えてプールサイドに行って欲しく
気持ちが焦っているのが見ていても伝わって来ました。
「いいから、早く自分で着替えて行っておいで。」
と言うパパに対し
何度も何度も
「パパ~私の話を聞いて!!」と訴えず続ける女の子。
「何!?ほらっ、早く言いなさい。パパ聞いているでしょうっ。」
と仁王立ちで言うパパに
更に女の子は泣き叫び
「違う~違う~パパ聞いて!!」
と言うのでした。
「だから聞くって言っているやろ。大きな声で鳴いて周りに迷惑
になるやろ!!」
それでも全身を使って泣いて足をバタバタさせる女の子に
パパは
「ど~せアイス買ってとかやろ。
自分で着替えてちゃんと泳いでいたらなっ!!」
との返事・・・。
結局はコーチに抱きかかえられるように連れていかれた女の子でしたが
皆さんは、このパパさんと女の子をどう思いますか?
パパさんは本当に女の子の話を聞こうと耳を傾けていたのでしょうか?
女の子は、アイスクリームを買ってほしかったのでしょうか?
私は・・・
〇パパさんは、スイミングの時間、周りの目を気にするより
女の子の気持ちを身をかがめ同じ目線に立って聞いてあげるべきだったのでは
ないかと思いました。
〇自分の予想で女の子の言いたいことを決めつけてよかったのでしょうか?
「ど~せアイス買ってとかやろ。」の言葉・・・
〇スイミングは、どうしても行かせなければいけないものなのでしょうか?
何を目的に行っているのでしょうか?
この3点が気になりました。
確かに大事な時間、お金を使い習い事に来ているのですから
なんとしても入って欲しいっていう気持ちも分からないでもないです。
でも、その事で女の子が学んだことは?
得たことはなんでしょうか?
私たち大人はつい、目の前で起きている出来事を
今まで生きた経験 見たこと 聞いたことと重ね合わせて
こういうことだろう。っと勝手に判断してしまいがちです。
それは無意識にです。
なので、子どもさんが話し始めたら
自分の考えは横に置き、この子は何を伝えようとしているんだろう?
っと言う事に気持ちを大きく向けてみてください。
そうすると、本当に相手の伝えようとしていることが
見えてくれのではないでしょうか?
私も子育てで一番大事にしていることは、
子どもの話を「聴く」です。
「聴く」の積み重ねが自己肯定感の強い子への
一歩だと感じる今日この頃です。