※あまりにも分かりにくかったので文章を大幅に削除し、編集し直しました。

 

あくまでも私の考えです。

参考になれば幸いですが、健康被害が生じても私は一切責任を負えません。ご了承くださいm(__)m

 

 

水溶液減薬でも、ワイパックスさんのように数%減らして離脱症状が消えるのを待って次に進む階段状のテーパリング方式と、ベンゾ情報センターの管理人さんのように、1日ごとにちょっとだけ減薬量を増やしていくマイクロテーパリング方式があります。

 

 

以下のケースは、マイクロテーパリング方式で考えています。(離脱症状を容認可能な範囲に収め続けるやり方です)

人にもよりますし、諸説ありますが、常用量離脱を起こされている方や、私みたいに再服薬で元のように安定しなかった方は、マイクロテーパリングを検討してもいいかもしれません。理由はベンゾ情報センターの管理人さんの本を参照してください。

 

もちろんドライカットでうまくいってる方もたくさんいらっしゃいます。

人それぞれなので、マイクロテーパリングを勧めているわけではありません。

 

 

 

私が今飲んでいるブロチゾラム(半減期7時間)を水溶液減薬でマイクロテーパリングする場合、私であれば漸減率を最初は0.1%にして1~2週間様子見すると思います。

(漸減率0.1%=「1日目に0.1%、2日目に0.2%…」と1日ごとに0.1%ずつ抜き取っていくという意味合いです)

 

半減期が6,7時間程度のベンゾであれば、最低1~2週間様子を見れば、「その漸減率で生じる離脱症状」が認容可能かどうか、判断しやすいのではないかと思っています。私であれば環境因子のことも考えて最低2週間は様子を見たいです。

 

半減期が長いセルシンなどでは、1~2週間では判断が難しいと思います。

後でその理由を述べます。それを読んだ方が、なぜ最低1~2週間なのか、分かりやすいと思います。

 

 

漸減率0.1%を分かりやすく100ccで考えると、初日0.1㏄、2日目0.2㏄、3日目0.3㏄抜き取る …ということになります。

(シリンジは抜き取りやすい1㏄のものを使います)

 

仮に2日続けて減薬し、1日ステイするとします。

 

1日目:0.1㏄ 2日目:0.2㏄ 3日目:ステイ 

4:0.3㏄ 5:0.4㏄ 6:ステイ 

7:0.5㏄ 8:0.6㏄ 9:ステイ

 

分かりやすく、10日目で減薬率を変える前提で話を進めます。(私であれば10日は短いと感じます)

離脱症状が認容可能範囲で、まだ漸減率を増やせると判断したら、漸減率を0.2%にして、また最低1~2週間様子見

(このケースだと10日目で漸減率を変えるので、9日様子見)

10:0.8㏄ 11:1.0㏄ 12:ステイ

13:1.2㏄ 14:1.4㏄ 15:ステイ

16:1.6㏄ 17:1.8㏄ 19:ステイ

 

後は同じことを繰り返します。まだ大丈夫なようなら、漸減率を0.3%にして、最低1~2週間様子見。

20:2.1㏄ 21:2.4㏄ 22:ステイ

23:2.7㏄ 24:3.0㏄ 25:ステイ

26:3.3㏄ 27:3.6㏄ 28:ステイ …

 

 

このように、私であれば半減期が7時間のブロチゾラムであれば、最低1~2週間様子見した後(私ならおそらく最低2週間)、0.1%ずつ漸減率を増やせるなら増やすと思います。もちろん漸減率を増やしてみてきついようなら、前の漸減率に戻します。

 

増やせなくても、減薬を続けるうちに体調が回復するケースもあると思います。

その場合は、体調が良くなった時点で漸減率を増やせるかもしれませんが、無理に増やさない方が安パイではあります。

 

 

※セルシンなど半減期が長い薬の場合は1~2週間での漸減率の変更はリスクがあるので注意してください。

 

セルシンは活性代謝物を除いた半減期が20~100時間です。個人差があります。

減らした分の薬は、半減期×5倍の時間で血中濃度が0になります。

なので、セルシンだと最長で500時間≒20日間かからないと減らした薬の血中濃度が0にならない可能性があります。

例えばマイクロテーパリングを始めて10日の段階では、“初日に減らした薬”さえ血中濃度から消失していない可能性があります。

10日目で大丈夫でも、これから離脱症状に襲われる可能性が残っているんですね。

そのような状況で漸減率を増やしたら、後に認容できない離脱症状に襲われる可能性が高くなると容易に想像できます。

 

私がセルシンでマイクロテーパリングするなら、最低1~2カ月様子を見て、漸減率の変更を検討すると思います。

(もちろん1か月たたないうちに認容不可な離脱症状が出たらステイするか、バックして様子を見ると思います)

 

また、ベンゾ情報センターのHPに書いてありますが

(9. あなた自身の減薬率と方法を知って。基本は「スタートロー、ゴースロー」)

早すぎる断薬による遷延性離脱症状を予防するためにも、2~4週間に5~10%を超えないという減薬スピードは守った方が安全だと思われます。

 

2日減薬1日ステイだと、1か月で20日減薬し、10日ステイすることになります。(5日減薬2日ステイでもほぼ同じペースです)

ですので、仮に1か月20日減薬し、1日0.5%抜いたとすると、0.5%×20日=10%、1か月で減薬することになります。

4週間で10%です。こう考えると、0.5%の減薬率って、結構早いスピードかもしれません。

(漸減率が0.5%以上でも、ステイを増やせばひと月の減薬量は容易に調整できます。これも人それぞれだと思います)

 

ただ、人間なので、予定通りにいかなくて当たり前です。環境因子が悪かったり、風邪をひいたり等体調不良で今日はステイといった日が当然出ると思います。長期ステイをした方がいい場面も出てくると思います。

ですので1か月で10%といった数字は、環境因子による体調不良を考慮しない最短のケースで、実際にはあまり現実的ではないとも思います。

 

スケジュール通りにいかなくて当たり前なので、一度決めたスケジュール通りに無理やり減薬を行おうとせず、(例えば月に20日は絶対に減薬する等)

 

自分の体調に合った漸減率をスタートロー、ゴースローで把握した上で、その後は体調や環境因子に合わせて柔軟にステイを行い、なるべく淡々と減薬する。

 

そんな風に減薬出来たらいいなぁと考えています。

 

 

 

 

 

…というか私、まだ減薬開始すらしてないんですよね 真顔

 

言うは易し行うは難し…。