卒業へ向かって(6) 卒業式 | 現役高校生のアメリカ留学ガイド

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大変ご無沙汰しております。

もう前回の更新、そして入学式から2ヶ月が経ってしまいました。大学には慣れたものの、大学に入ってから学んだ「キャパる」(自分のキャパシティを越えるくらい忙しい)という言葉を毎日連呼するほどサークル、勉強会、宿題などで充実しています。

さて、日曜日はアンドーバーの卒業式でした。私たちが卒業してからはや1年、皆それぞれの場所で活躍しています。1年経ったのにもかかわらず卒業式についてお話しできていなかったので、この機会に主に写真を通じて卒業式の雰囲気だけでも感じ取って頂ければ幸いです。

式典(卒業式はCommencementとも呼ばれます)自体はSamuel Phillips Hallという歴史・言語の授業が主に行われる、いわばアンドーバーの象徴である建物の前の広場で行われました。

commencement 1


学長や先生代表のお言葉、学生による音楽の演奏、そして賞の授与式が行われました。私は最後の4学期の成績上位者に選ばれ、光栄なことにCum Laude という賞を頂きました(後の写真で現れる白い封筒には Cum Laude Society という学校連盟からの表彰状と鍵が入っています)。複数者いるため、式典では名前が呼ばれてその場で立ち上がるだけだったのですが、それでもなお、4学期、特に最後の1年間の努力が報われたと思うと感無量でした。もちろん学問は成績だけではないですが、大好きな教科ばかり取れた1年間だったので、理解が深められていたことを再確認できて嬉しかったです。

式典の後は卒業生、観客共にチャペル前のGreat Lawnという広大な芝生の広場に移動し、卒業証書 (Diploma) の授与式が行われました。1学年は300人弱という比較的大規模な学校なので、ひとりひとり渡されるのではなく、卒業生が大きな円になり、名前が呼ばれる順に卒業証書が自分のもとまで他の卒業生の手によって回ってきます。

commencement 2


私や他の卒業生がバラを持っていますが、去年(私たちが卒業した2013年)まで女子学生のみがバラを持つという慣習になっていました。しかし、私たちの学年によって始められた今年のフェミニズム・ムーブメントにより、男女平等へのコミットメントのシンボルとして今年から男子生徒もバラを持てるという選択肢も増えました。

commencement 3


他にも、アンドーバーには卒業式で葉巻を吸う(もちろん任意で)という伝統があります。私たちのキャンパスでは喫煙は禁止されているので、卒業証書さえもらえれば自由の身、ということです。私はしなかったのですが、友人の多くは葉巻を手に持ってカッコをつけていました。(私の付けている水色のリボンについては次回お話しします!)

commencement 5


親友たちとの別れは悲しく、寂しかったのですが、お互いの今までの努力を讃え、未来に向けて激励しあえました。

commencement 6


卒業式もまだまだ写真やお伝えしたいことがたくさんありますが、卒業式からちょうど1年ということで写真だけでもシェアさせて頂きました(卒業式についても、第2弾を予定しています)。まだグローバル化についての第2弾も書けていないので大変心苦しいですが、少しでも去年の今頃の雰囲気がお伝えできたら嬉しいです。

今年卒業された方、卒業される方に心から祝福申し上げます。