サッカーW杯のサムライブルーの活躍で、日本中が盛り上がったのは先週だったか。

 

私はこう見えて高校時代サッカー部だった。

30年以上前の田舎のサッカー部のことである。

パス、ドリブル、シュートなどの基本練習やフォーメーションや戦術よりも、走ることが練習の中心だったような気がする。

 

いや、レギュラー組はちゃんとパスやドリブルなどの練習をまともにしていた。

グランドが狭いために、それ以外の部員はボールを触る練習はあまりさせてもらえなかった。

田舎のサッカー部でたいして強くもないくせに、なぜか部員は50人くらいいた。

自分はレギュラーでないことは勿論、3年生になっても補欠になれるかどうかレベルだったので、走ることが中心の練習だったのだと思う。

 

中学時代は文化部だった私は、放課後運動すること自体、新鮮だった。

大抵、練習の最後に校庭の端から端までの約80mのダッシュを10本やっていた。

 

この時だけはレギュラーも補欠も補欠にもなれない人も、部員全員が横一列に並んでダッシュした。

レギュラーは走る練習をあまりしていないのに、ダッシュも速い。

レギュラーのほとんどは小学生からサッカーをしてきているから技術は勿論、体力も全然違うのだ。

 

変な負けず嫌いなところがある私は、この練習の最後のダッシュだけは、「レギュラーに負けたくない」、と思っていた。

 

1,2年生まではまったく歯が立たなかったが、3年生になると、レギュラーの背中ににじんだ汗が見えるようになってきた。

そして、レギュラーの何人かは5本目を超えると少しペースが落ちる、もしくはレギュラーは試合前日はペースを落とす人も。

 

メチャクチャきついけど頑張ると、5本目以降は、そのようなレギュラーの何人かには先着できるようになった。

 

 

さて、私はレギュラーにはなれなかったが、サッカーの試合をグランド外から見ることによって、サッカーを俯瞰的にイメージできるようになったのではないかと思っている。(高校サッカーは毎週のように試合や練習試合があり、相当な数の試合を見たと思う)

 

以前、某大手掲示板でW杯予想、ユーロ予想に参加したことがあるのだが、連続で優勝したことがある。

当時は時間があったので、予選の試合をけっこう見ていたのだ。

そのチームの試合を見ることさえできれば、そこいらの解説者くらいには予想できると思っている。

 

今回のサムライブルー。

W杯前の親善試合を見て、マスコミや世間がなんと言おうと、そんなに悪くないと判断していた。

ただ、相手の大会前の試合を見ていないから勝てるかどうかまでは判断できなかったが。

 

グループリーグでの戦いも良かったが、やはり驚かされたのはベルギー戦だ。

サッカーブログではないので詳細は端折るがベルギーは今更言うまでもなく、素晴らしいタレントが揃った、間違いなく世界トップクラスのチームだ。

グループリーグでの試合を見ても、さすがトップチームだとうなずくしかない。

 

これまでの日本であれば、あのレベルの相手に勝つ手段は、とにかく守って守って、

どんなに力の差があっても90分に1回か2回あるだろうゴールチャンスを決め切るしかなかった。

 

世界のトップチームとの差は歴然で、背中すら見えていなかったと言える。

差がありすぎて何がどう凄いのかもわからないくらい。

 

しかし今回は背中が見えたどころか、一気に横に並んで、その顔もはっきり見たのだ。

どんな差があるのかも選手は感じたはずだ。

 

私自身も、これまではブラジルやスペインなどトップチームと戦う場合、始めから諦めていた。

勿論、これからだって簡単に勝てるわけないけど、「絶対に勝てない相手ではない」って思えるようになった。

 

どんなに強くても臆することなく食らい付いて、分析した相手の弱点をついて隙を見て一気に攻め込む。

 

日本サッカーは階段を一段上った。

日本のW杯優勝。

そんな夢が、夢でなくなりつつあるのかもしれない。

 

 

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