都道府県庁所在地と、同名の駅が存在しないケースが、

二つあります。


その内の一つ、福岡県福岡市では、博多駅が代表駅となっていますが、

市名を福岡市とした代わりに、駅名を博多にしたという経緯があるようなので、

これは問題ないでしょう。


もう一つの埼玉県さいたま市では、ちょっとややこしい事情が存在します。


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2001年に合併して誕生した都市のため、

「さいたま駅」は存在せず(「さいたま新都心」はありますが)、

浦和駅が代表駅という事になっております。


新幹線もほぼ全列車が停車し、埼玉県下で一番のターミナルである

大宮駅をさしおいて、国鉄末期に特急の一部は停車するようになったものの、

未だに通過する普通列車が存在する(今春のダイヤ改正で解消見込みですが)

浦和駅が代表というのも、違和感を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、

合併以前の県庁所在都市、浦和市の代表駅だった浦和駅を、

歴史的経緯もあり、代表駅のまま存続したという判断なのでしょう。


余談ですが、駅の規模では、大宮駅と浦和駅では比べるべくもありませんが、

実は浦和駅の方が、僅かながら長い歴史を持っています。




さて、「市」という概念から外れた、東京特別区を抱える、

東京都の場合はどうなのでしょうか。


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代表駅は、基本的にはその名の通り、各都道府県に一つずつなのですが、

東京都の場合は、東京駅と新宿駅の二つが、代表駅となっております。


かつては東京駅のみが代表駅だったのですが、

日本一、いや世界一の乗降客数を誇る新宿駅は、

都庁が新宿に移転した後など、ますますその重要性が高まり、

無視できない存在となったのでしょう。


日本の首都東京都ですから、こういう特別扱いも、納得できます。




しかし、代表駅を語るにおいて、複雑な事情を抱えた県庁所在地が、

意外な場所で登場します。




まだネタバレコメントはしないでね…ガーン