今回は「あれは何だったんだろうな~」って言う話です。
と同時に、今思えば、ちょっと背筋が寒くなる話です
小学校3~4年頃の話です。
私とクラスメートの男子児童数人は、
理由は記憶していませんが、担任の先生から怒られ、
罰として廊下に立たされる羽目になりました。
教室の隣には、トイレがあったのですが、
我々が廊下に立たされて暫く建った時になんと…
女子トイレから、白い髭を蓄えて、帽子を被って、
紙袋を持った、見知らぬおじいさんが出て来たのです
もちろん先生でも、事務職員の方でも、用務員のおじさんでもありません。
その老人は、この時間に児童と遭遇するのは予定外だったのでしょう、
一瞬ギョッとした表情を浮かべますが、すぐに笑顔になり、
我々に「いや~、どうもどうも」と言いながら、
特に急ぎ足でもなく、その場を去って行きました。
その後、担任の先生に我々はその事を報告しましたが、
「そんな事はどうでもいい、反省してるのか!」と、
全く聞く耳を持ってくれません。
その担任の先生は、年齢的にはおばあさんと言ってもいい
女性の先生でしたが、悪い事をして叱られている最中の
児童ではあるけれども、それはそれとして、
児童が危険な目に晒されていた可能性もあるのに、
なんで聞く耳持たなかったんだよと、今思い出しても、
憤ってしまいますその先生の事は、他にもいろいろあり、
最後まであまり好きになれませんでした。
とは言え、学校に不審者が乱入してきて、
児童に危害を加えるというなどというような事態は、
想像もつかなかった時代です。
危機意識が薄かったから、聞いてくれなかったのも
仕方が無かったのかなと思います。
当時はちょっと面白い事があったな位にしか思いませんでしたが、
今考えると、ちょっと背筋が寒くなります