
この民族柄のかわいい靴が実は中国の歴史的な身体改造に使われていたのです。
これは纏足(てんそく)といって、幼児期より足に布を巻き足が成長して大きくならないようにする風習です。
纏足の文化は、小さい足の女性の方が美しいとされていた事から、基本的には3歳から5歳くらいまでの間には行なわれ、大方の親はまず纏足の神様「小脚姑娘」を祭ってから約10センチ、長さ4メートルほどの布を交換用も含めて6本を用意し、纏足に備えた。
その布は糊をつけてから(つけ過ぎると魚の目の原因になる)棒でたたき、皺ができないようにしておく。また平底の布靴5足と就寝時専用の布靴3足、先の細い足袋状の靴下なども施術には必要で、母親はこれらを服を裁った時の残り布などを利用し手作った。


これは娘たちにとっての通過儀礼だが、纏足は娘にとっても母親にとっても苛酷なものであり、母親では手加減してしまうために、施術は親戚の女性などに依頼することが多かった。
痛いのを嫌がる子には「痛いのを我慢しないとお嫁にいけませんよ!」
などと論された。