京都牝馬ステークス(GⅢ)-回顧 | Thoroughbred World

京都牝馬ステークス(GⅢ)-回顧

1. チェレブリタ
2. レインダンス
3.◎ザレマ
4. テンイムホウ
5. オディール
6.▲スペルバインド
11.○カレイジャスミン
14.△ニシノマナムスメ

~ユタカのムチに応えるドM女、キレ味と勝負根性見せつけ重賞初V、チェレブリタ~

スペルバインド出遅れ。カレイジャスミンがハナを奪い、ザレマ2番手。
好位集団からハートオブクイーン、外からハチマンダイボサツ、内テンイムホウ、クラウンプリンセス、
直後にトウカイルナが続き、プリンセストロイ、間に入ってニシノマナムスメが中団を形成。
少し離れてタイキマドレーヌ、外からレインダンス、内オディール、
後方2番手、チェレブリタ、殿にスペルバインド。

半マイル48秒、かなりのスロー。3コーナーからグッと馬群が固まる。
直線に向くと、逃げたカレイジャスミンをザレマが捕らえて先頭、間にもぐったテンイムホウ。
外からクラウンプリンセスとハチマンダイボサツが追撃大勢に入っていた。
しかし、早めに動いた組は300mあたりから徐々に苦しくなり、開いた内をチェレブリタ、
外からレインダンスとスペルバインドが襲い掛かる。
インコースを一気に突き抜けたチェレブリタは頭脳的なプレーで優勝。
外からレインダンスは外から伸びてくるものの2着まで。
ザレマが3着、ニシノマナムスメは手応え無くなり殿負け。


相手来ず、ハズレ。
格はレインダンスが上、でも重馬場じゃあ絶対無理なんだよなぁ・・・。
そう思っていた時期も私にはありました。

1着、チェレブリタ

条件から駆け上がったシンデレラストーリー、世代レベルがなっていないときはこういう馬が出てくるもの。
切った理由としては、50kg→53kgという斤量の負担増。
愛知杯は展開が嵌ったのと、斤量の軽さに走った原因があると思っていた。
しかし、武豊は「馬に斤量の負担を感じさせないことにおいては一流」と井崎氏は仰る。

まさにそのとおりだった。
この馬には多くの注文がついていたようだ。
武豊にはわざと狭いところに入って馬の間を抜けるような競馬をさせろ、というムチャな要求があった模様。
それをやってのけるのだから、武豊ってすごい(いつもそれができればねぇ・・・)。
まだまだ伏兵の立場だったからこそできた芸当であったのは間違いないので、
マークされる立場になると、さらに包まれたり、揉まれたりなんてことがあるでしょう。
そこで馬が我慢できるか、出世のポイントはそこにかかっている。
ちなみにベストは今回のような平坦コースのマイル、キレも一瞬で直線が短くてもOKなようだ。



2着、レインダンス

重馬場は全くの下手だったはずだが、格の違いで伸びてきてしまった。
今回は脚を溜める競馬になり、仕掛けが遅れたのか遅らせたのかは定かではないが、外から強烈な差脚を披露。
内に切れ込みながら行儀のいいレースではないものの、フットワークが小さくなり、荒れ馬場向きのフォームに。
そんなんありなのか、というくらいの変身ぶり。びっくり。



3着、ザレマ

スタートから無理することなく、いい位置取りを奪い、レースの流れに乗った。
持ったままで先頭に並びかけるものの、なんだかフラフラした走りだった、え?重馬場ダメなの?
ただ、前に行った馬の中ではもちろん健闘の部類には入るが、展開の不利を跳ね返すほどの力の差はなかった。
インコースが伸びるという変なトラックバイアスになると、伏兵がいたるところから出てきて苦しい。
まぁ、よく頑張っている、ちなみにこれ以上スローだと無理っぽい。



4着、テンイムホウ

チェレブリタが駆け抜けたビクトリーロードを通ってのレース。
何よりもコース取りが良かったようで、それによって最後までそれなりの脚を使えた。
それでも、同じところから抜けた馬にあれだけ離されているようでは、重賞戦線では引き続き厳しい。



5着、オディール

冬毛が出ていて、体調は今一歩という感じだった。(師も弱気だった)
レースでは差し馬向きのペースとなったとはいえ、じっくり待ってしっかりと脚を伸ばしてきた。
もともと能力はある馬、それをどう生かすかが難しいタイプだろう。
今後もアテにはならないが、いきなり激走する可能性のある馬。
軸には置けないものの、ヒモで買っておくとよさそうなタイプ。
この馬も底力はあるが、マイルがベスト。



6着、スペルバインド

スタートで大きな出負け。
スローで流れたとはいえ、それで外に回しているようではロスが大きすぎて終了フラグ。
レインダンスをマークしながらのレース運びになったのはラッキーだったものの、さすがに苦しい。
これでも良く伸びてきているほうだと思うけど・・・。



11着、カレイジャスミン

望みどおり前での競馬になったものの、残念ながら展開が向かず。
ザレマにマークされるのは予想できたものの、もう少しかわいがってもらいたかった。
しかし、前はスローなのになんでみんなバタバタだったのか?
そんなに馬場が悪かったのかなぁ?


14着、ニシノマナムスメ

道中は中団の位置取り。
少し掛かり気味だったものの、まぁいつもほどではなかった。
4コーナー手前で手が動き、もう必死状態。
直線に向いてもぜんぜん反応がないし、残り200mであきらめて後は流すだけ。
それにしても負けすぎ、う~ん難しい馬だなぁ。
あれだけ男馬と対等に渡り合って、牝馬限定でさっぱりだもんなぁ。