聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん

 聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん
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第8回

【あらすじ】

大久保記念病院で糸川(渡辺いっけい)の手術を無断で行なった健吾(岡田将生)は警察に連行されてしまう!
敏雄(長谷川博己)の口添えで警察からは解放されるが、その場で敏雄に「これ以上、わたしたちの前には現れないでくれ」と釘を刺される。だが、三恵(鈴木杏)のお腹の子どもの本当の父親である本間(田中哲司)から「子どもを引き取って育てたい」と懇願された健吾は、なんとか子どもを日向家から取り戻そうと思案。「生まれたときから母親がいない」という赤ん坊の境遇が自身の過去と重なる健吾は、敏雄や春日井(中谷美紀)らの妨害を受けながらも、その方法を探り始めるが…?
一方その頃、春日井は赤ん坊の本当の両親が誰であるのかを圭子(加藤あい)に打ち明けていた。三恵に騙されていたことを知った圭子は、思いがけない言葉を春日井にぶつける!その言葉を聞いた春日井は、みずからがしたことが圭子を変貌させてしまったことを知り…。
そしてついに健吾が動き始める!圭子のもとを訪れた健吾は赤ん坊を返すよう要求。だが、思い余った圭子は衝撃の行動に出る!そしてさらなる悲劇が…!
原作とは異なる結末が用意された最終話。果たして本当の『怪物』とは誰だったのか? そして健吾の必死の思いは春日井たちに通じるのか?


(録画して見るので記事は放送日以降になることもあり)

先週ラストからの続き。健吾が警察に連行されてしまうところから。

@警視庁西八王子警察署。

部屋に待たされていた健吾に警察官が一言。「お帰りになって結構です」
釈放されるらしい・・。健吾は「僕を逮捕するんじゃないんですか?」と問うと
「任意で事情をお伺いしただけですから」。

警察署を出る健吾の前に、敏雄が現れました。釈放の口ぞえをくれたようです。

健吾「どうしてあなたが?」
敏雄「知人に警察官がいるんです。今回のことであなたの経歴に傷がつく
   ことはない。これ以上余計なことをしなければ」
健吾「余計なこと?」
敏雄「まだあの一件に拘るのなら次は任意の事情聴取ぐらいじゃ済みませんよ」
健吾「僕を脅すんですか?」
敏雄「私たちを脅かしているのは君のほうなんだが。もし姉や私の家族に近づく
   ようなことがあればすぐに警察に動いて貰うように手配している」
健吾「そんな横暴が許されるはずがない」
敏雄「許されるんだ。選ばれた人間にはね」
健吾「人を殺しても許されると?」
敏雄「へんな言いがかりはやめてくれ。彼女は君の執刀ミスで死んだんだ」
健吾「・・・」
敏雄「この先二度と君に会うこともない。もし万が一私たちの前に現れたら
   君は未来を失うことになる。よく考えて行動しなさい」

@大久保記念病院

院長大久保は、病院の設計模型を片手にニコニ。

大久保「この際だから一気にやろうと思ってねぇ。院内大改造。どう?」
優佳「建物の改築はまだ早いかと。それより人材の育成に力を注がれては
   いかがですか?」
大久保「人材ねぇ・・むつかしいよね。結局育てても裏切られることがある
   から。司馬君みたいに・・。もう釈放されたってね?」
優佳「そのようですね」
大久保「もうここに来ないよね?」
優佳「私はこれで・・」
大久保「待ってよ。君が賛同してくれないと、結局日向さんなんだから・・」
優佳「私の意見と日向さんのご判断になんの関係もありません」
大久保「でも世の中ってそうやって動くじゃない・・いや・・あの」
優佳「人材を育ててみてはいかがですか?」
大久保「はい・・」
優佳「それから・・司馬先生はもともとあなたが育てたわけではありません」

相変わらずというかひどいなぁ・・院長。「釈放されたってね?」なんて
他人事のように言ってるし、「もうここに来ないよね」は、ないわ・・。

@千葉・銚子

健吾が本間と会っている。そこで健吾は本間に伝える・・
「三恵が亡くなったとき、男の子が生まれていたこと」「ある家庭で元気に
育っていること」「本間の髪の毛をもらってDNA鑑定をしたがその子は
本間の子だった」ということ。
本間は、その子に会えないか・・、僕が引き取って育てたいと言い出す。

@日向家

圭子「ねぇ、敏雄さん」
敏雄「ん?」
圭子「しばらく慶をつれて海外に行ってもいいかしら」
敏雄「海外?」
圭子「慶に言葉や国際感覚を身につけさせるためよ」
敏雄「できないよ。仕事があるさ。一週間程度ならまだしも・・
   それに言葉も発さない子供がそこまで成長するまでいたら・・」
圭子「あら・・あなたは二本でお仕事続ければいいのよ。
   いくのは私と慶。ロンドンかパリがいいかしら?フランスは幼児教育の先進国
   らしいから」
敏雄「じゃぁ、僕は慶といつ逢えばいいんだ?父親の顔を忘れる・・」
圭子「あなたは折々の休暇でくればいいのよ」
敏雄「無理だ。今事業が始まったばかりだし・・」
圭子「私たち・・新婚旅行もしてないわよね。日向の嫁にきて仕事と家の重荷
   ばかり着せられて。私は日向家の従業員じゃないし、跡継ぎの養育係で
   もない。少しは気分転換もさせて欲しいの」
敏雄「な・・漸く子供もできたんだ。それだけで幸せじゃないか。
   だからしばらくは・・」
圭子「そうだわ。あたし、あなたの許可得る必要ないんだわ。役員ですものね。
   日向グループの・・」

圭子と敏雄の会話なんだけど、なんだか不穏な空気がちらほらしてきたね。


健吾が実家(理髪店)に帰ると、水原がお客さん!健吾の警察沙汰のことに
ついて父・宗吾に説明してくれていたらしい・・。
父・宗吾と健吾はなべを囲みながら、親子の会話~☆

宗吾「おれはなぁ、人様に迷惑をかけるような子にだけはならないようにっ
   てお前を育てたんだ」
健吾「ごめん・・」
宗吾「お前になんかあったら母さんに合わせる顔がない。今だから話すけど
   昔、あいつの親がお前を養子にしたいと言ってきた」
健吾「え?じーちゃんとばーちゃんが?」
宗吾「あぁ」
健吾「聞いてないよ。じゃ、俺、ばーちゃんの子になるとこだったの?」
宗吾「ばーさんもその頃まだ若かったし、お前もまだ誰が誰かもわからない
   赤ん坊だ。そんな話も出るわな」
健吾「それで?」
宗吾「それで?もなにもない。お前は俺の子だ。それ以上も以下でもねぇ。
   かぁさんが産んでくれたんだ。手放せるわけない・・
   だから、お前が始めて幼稚園に通い始めた日から弁当もこさえた」
健吾「まっくろな卵焼き」
宗吾「うるせぇ。だから早速次の日から隣の奥さんに頼み込んで料理習って」
健吾「泣くなよ・・おやじ・・」
宗吾「お前が居たから・・居てくれたから生きて働いて来れたんだ」

これいいシーンなんだけど、会話にも出てた「卵焼き」がテーブルの上に
乗ってて(健吾の目の前にあった)いたけど、美味しそうだった。
おとーさん、いっぱい練習したんだろうなぁ・・ってわかるよ。
全体的にどろどろだったけど、この親子はよかったな。

@日向家

優佳は慶をあやしていたが、何気なく額に触れると熱があるようだ。
圭子にそれを伝えると、圭子はベビーシッターを呼んだのだ。
驚く優佳に圭子は「ベビーシッターは看護師の資格を持ってるから、大丈夫」
とどこか他人事・・。

優佳「自分で抱きなさい」
圭子「なに?どうしたの?」
優佳「この子はあなたの子よ。あなたが抱きなさい。あなたがミルクをあげ、
   あなたが守りなさい」
圭子「母親だから?」
優佳「そうよ。」
圭子「慶はあたしの血を受け継いでるの。それだけじゃだめ?立派な母親でしょ
   あたし・・・」
優佳「きいて圭子・・」
圭子「いいかげんにして」
優佳「この子は、あなたと敏雄さんの子じゃないの」
圭子「何言ってるの?」
優佳「あなたたちの血は受け継いでいないのよ」
圭子「どういうこと?」

優佳は語り始めました。出産する直前に三恵が告白したことを・・
「日向家の血は入っていない」「私の一番愛する人との子」だと・・
そして男の子誕生を確認後に血液バックを操作。そして三恵が死んだこと・・

圭子「三恵さんに騙されてたってこと?」
優佳「黙っててごめんなさい」
圭子「その三恵さんは姉さんが殺したの?」
優佳「・・・」
圭子「でも医療ミスってことになってるのよね」
優佳「圭子?」
圭子「だったらそれでいいじゃない」
優佳「それでいいじゃないってどういうこと?あたしは殺したのよ!
   だってあなたが・・」
圭子「あたし、頼んでないわ。圭子のため、圭子のためって姉さんはいつも
   そう。重いの。あ・・自首なんてしないでね」

優佳、呆然・・。妹のためにと思ってしたことだったのにね・・

圭子は大久保病院に電話をかけ、往診を依頼。
電話の相手は院長・大久保。「追加融資の件で私もお会いしたかった」。
その声を健吾は外で立ち聞きしてしまいます。そして日向家へ向う。

健吾は「大久保先生に急な来客があったので僕が代わりに・・」と嘘をつく。
そこに敏雄と母・華江が帰ってきました。
そして、大久保も到着・・。(あれ・・健吾と鉢合わせになるかな?)

大久保「司馬君、何をやってる?」
健吾「慶くんの往診をしていました」
敏雄「圭子、警察を呼びなさい」
圭子「でも・・」
健吾「みなさんに聞いていただきたいことがあって伺ったんです」
敏雄「君の話など聞く気はない」
健吾「こちらのお子さんのことです」
華江「慶の?」
健吾「大事な話があります」
華江「聞きましょう」
敏雄「かあさん・・」
華江「大切な跡取りよ。慶は・・」
健吾「慶くんを引き取りたいと仰ってる方が居ます」
敏雄「馬鹿な・・」
健吾「その方は慶くんの本当の父親です」
敏雄、圭子、大久保、華江「????」
健吾「この子は僕が取り上げました。代理出産だと聞かされていましたが
   違ったんです。代理母の有馬三恵さんはもともと恋人の子供を妊娠
   していた。その子を日向敏雄さんの子供だと偽って産もうとしていた
   んです。そこに圭子さんから代理出産の話が持ちかけられた」
敏雄「じゃぁ、私も彼女に騙されていたと言うことか?」
健吾「そうまでして三恵さんはこの子を産みたかったんです。DNA鑑定の
   結果です。母親は有馬三恵さん、父親は有馬三恵さんの恋人です」
大久保「確かに親子関係が証明されている」
健吾「つまりこの子は圭子さんの血も敏雄さんの血もひいていないんです」
圭子「血なんてどつだっていいわ。慶はあたしの子よ」
健吾「本当のお父さんに返してください。」
圭子「渡さない・・絶対に・・」
華江「おだまりなさい。司馬さんと言ったわね」
健吾「はい」
華江「さっさとその子を連れてって」
圭子「お義母さま・・」
華江「あー、気味が悪い。そんな子を孫だと思って抱いてたなんて」
敏雄「ダメだ、かあさん。あんなに大々的にお披露目までして世間の目は
   どうするんですか?」
大久保「そうですよ。スキャンダルに成ります」
華江「ごめんだわ。誰とも知らない子を日向家に置くなんて」
敏雄「僕は日向家のために言ってるんです」
圭子「慶は日向家のあととりなんです!」
健吾「いいかげんにしてくれ。あなたたちはこの子を何だと思ってるんだ。
   この子は道具じゃない。命なんだ・・」
圭子「何するの?」
健吾「返すんです。本当に愛してくれる人のところに」
圭子「触らないで!わたしの慶に触らないで!」
健吾「この子はあなたたちに渡さない・・」

健吾は慶を抱いて去っていこうとする・・。圭子はナイフを手にします。
健吾を刺そうとした瞬間、横から現れた優佳が盾に・・代わりに刺されました。
腹部、かなり深く刺されたようで・・。
息も絶え絶えに成りながら、優佳は健吾に言います。

優佳「あなただけが怪物にならなかった・・」
大久保「どこで道を間違えたんだろうね」
健吾「院長は病院を救いたかった。師長はただ、妹さんを幸せにしてあげ
   たかったんだ。みんな守りたいものがあっただけなのに。それが
   なんでこんなことに・・」
優佳「これは罰です。命をもてあそんだか(ら)・・」

優佳は病院に運ばれる・・。手術が行われ(健吾と水原が担当)た。

@千葉・銚子

健吾は本間と逢っている。慶は本間に引き取られたのね・・。
圭子がつけていた「育児ノート」を参考にしているという。
名前は三恵がよんでいた名前「まなと」。
本間は育ててくれていた親の名を知りたがったが、健吾はあえて伏せた。
「すいません。先方のご希望なんです」と。
本間は「ありがとう」と伝えて欲しいと健吾に頼みます。
健吾はまなとを抱かせて貰い、そして「はい。おつたえします」

@大久保記念病院

水原「数値は問題ないんですけどねぇ・・」
大久保「少し休みたいんじゃない?師長も・・」
水原「またこきつかうつもりですか?」
大久保「そぅねぇ・・また貧乏病院に逆戻りだ~ねぇ」
水原「カンベンしてくださいよぅ」
大久保「宜しくお願いしますね」
水原「院長・・」
大久保「ん?」
水原「なんなんですかね。いい医者って・・」
大久保「答え・・考えとくよ」
水原「・・・」


優佳はまだ醒めない。圭子が傍についています。

敏雄「これでよかったんだと思います。先生の判断が正しかった」
健吾「ありがとうございます」
敏雄「先生はここに戻られるんですか?」
健吾「人でも足りないですしそれに・・」
敏雄「この病院もタイヘンでしょう。うちからの融資も途絶えてしまいましたから」
健吾「日向さんは家を出られたんですか?」
敏雄「えぇ。ちいさいですが事業を始めました。まだ世間には騒がれて
   ますが、僕らは以前より幸せです」
健吾「そうですか・・」

敏雄の表情が柔らかくなったような気がする・・。

優佳は健吾宛の書置きを残して病院を抜け出す。アパートも引き払った。
踏み切りの前で立ち止まる優佳(飛び込んじゃうのかと思ったよ^^;)

ようやく見つけ、病院に戻ろうと誘う健吾だが、優佳はいくところが
あると言う。
そして健吾の手を握り「ありがとうございました。おせわになりました」
と言って去っていきました。(どこへいくつもりなんだろう・・)

@大久保記念病院

そしていつもの健吾の忙しい日々が・・。急患が運ばれてくる。
遅れて手術室にやって来た水原・・。

水原「わりぃわりぃ」
健吾「(水原の真似?)水原先生、もたもたしてると死んじゃいますよぉ!」
水原「はぁぁい。司馬センセ」
健吾「(^-^)。だいじょぶですかぁ。おなかさわりますねぇ」

結局、収まるところに収まったかなと思うんだけどなんかもやもや。
日向の会社もこの一件で潰れたんだろう。病院に融資できなくなったって
言ってたし「家を出た」って言うところを見ると、勘当されたのかな。
でも「以前より幸せだ」って言えるようになったんだねぇ・・

三恵がそこまでした(本間の子を妊娠してることを隠し、敏雄との子だと
偽り、代理出産も引き受けて産もうとした)のは、結局「お金」だろうか・・。
それとも、敏雄との子供にして産めば「御曹司」になれたかもしれないから
そっちも狙っていたのかな。
死んでしまっているのでそこが分からないまま。振り回された人たちの
罪が語られていたけど・・。
でも本間に抱かれてたあの子が一番、大変だったかな。

平井瑤子が患者からお金をもらってたのとか、にーさんがつきまとって
してた「お金の無心」はなんだったんだろうね。触れないまま終わった。
あと、手術した糸川さんもその後どうなったんだろ?退院したの??
代理出産に加担した村澤とかもそうだし、敏雄の両親、希実代と息子の
昭輔、健吾の同僚で大久保記念病院に来てた竹内、敏雄のパトロンだった
慶林大学の塩野教授とかいろいろいたじゃないか。


視聴率あんま、よくなかったみたいだけど・・。私はは最後まで見たよん!
岡田君、大河の方も頑張ってくれよ。私はそっちも見てるけど心配だ!
(小日向さんは、このドラマでも大河でもなんだか情けない役なのね。
はまっちゃうからまたこれが・・。)