聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん

 聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん
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第4回

【あらすじ】

有馬三恵(鈴木杏)を妊娠させることに成功した春日井優佳(中谷美紀)と日向圭子(加藤あい)だったが、三恵はお腹の子への執着を見せ始め、その行動は日に日にエスカレートしていく。子どもの名前を自ら考えはじめるなど、遠慮のない行動に圭子は戸惑うのだった。
思いあまった圭子は、夫の日向敏雄(長谷川博己)に相談するが、「神経質になりすぎだ」というひと言でかたづけられてしまい、ますます追い詰められていく…。
やがて、かねてから三恵を不審に思っていた春日井は、三恵の身辺を調べ始め、想定外の事実が隠されていたことに気づく!
誰にも知られることなく完遂されるはずだった姉妹の代理出産計画は、思わぬ方向に進み始めていた・・・。
一方、女たちの計画を知る由もない司馬健吾(岡田将生)は、古株の入院患者、糸川要次郎(渡辺いっけい)の胃に不審な点があることに気付いていた。精密検査をするように勧めるが、かたくなに拒む糸川。どうしても完治させたい健吾は、周囲の反対をよそに糸川の説得を続ける。


(録画して見るので記事は放送日以降になることもあり)

ナレ(健吾)「残酷な真実とそれを包み隠す嘘があったらどちらを選ぶだろうか。
嘘はひとつつくとそれを塗り固める別の嘘が必要になる。人はやがて嘘の重みに
苦しみ、真実を嘘に変えてしまおうとすらする。しかし、女たちにははじめから
嘘など存在しなかった。真実は作ろうとしていたからで彼女たちにとって現実の
ほうが都合の悪い嘘だったんだ・・」

@日向家 圭子が年配の女性(父兄?)からお祝いの品を贈られ、謝辞を述べて
いる。女性は圭子の膨らんだお腹を訝しげに見る。そこに二階で大笑いをしている
三恵の声が聞こえ、不審がられる・・。
圭子は二階に行き、三恵に「人が来ているときは静かにして!」と叱るが三恵は
「お母さんが笑うと赤ちゃんの胎教にもいいんですよ~」と笑うだけ。

圭子「もうすぐ八ヶ月なんだし」(と、三恵のお腹に触れる)
三恵「(触られたくないそぶり)いい天気ですねぇ。私もたまには外に出たいなぁ」
圭子「やめてよ。誰かに見られたらどうするの?少し自覚を持って頂戴!」
三恵「あ・・蹴った。」
圭子「え?」
三恵「どうしたの?ご機嫌悪いの?叱られちゃったからねぇ」
圭子「あたしはこの子に言った訳じゃ・・」
三恵「私とこの子はへその緒で繋がってるんです。だから私への気持ちもこの子に
   伝わっちゃうの」
圭子「(三恵のお腹の子に)違うわ。あなたに言ったわけじゃないのよ」
三恵「ごめんねぇ。驚いちゃったねぇ。ま・・な・・と」
圭子「まなと?」
三恵「私の愛する赤ちゃんだから、愛する人と書いて「愛人」」
圭子「愛する人?それじゃ愛人じゃない!」
三恵「いいじゃないですか。母の子供への愛がこもってて・・」
圭子「勝手名前付けないで!あなたの子供じゃないのよ!」
三恵「赤ちゃんは私のお腹の中で育ってるんです。あなたのお腹じゃない」

呆然とする圭子を尻目に三恵は去っていきます。

@大久保記念病院

次々と患者がやってきて忙しく診察をする健吾。そこに優佳がレントゲン写真
を持ってきて「見て欲しい」という。写真を見た健吾は「精密検査が必要だ」。
しかし、優佳は「糸川が嫌がっているのだ」と言う。

@聖応幼稚園 園児たちがお遊戯。父兄たちがほほえましく見守っている。
圭子は父兄たちにお腹の子供のことを問われるが笑顔で答えている。
そんなとき、圭子に駆け寄ってきた園児がお腹に触れる・・。
すると圭子の(妊娠を装うためお腹に入れていた)クッションがずり落ちる。
あわててその場から立ち去り、事なきを得る・・。
(見ていた園児が呆然・・あっけに獲られた表情でしたね^^;)

@大久保記念病院

水原「(レントゲン写真を見て)糸川さんか?なんでもないといいな」
健吾「水原先生、意外と患者さん思いなんですね」
水原「いや・・あのおっさん、ヘンにここの内情に詳しいだろ。早く退院して
   もらわないとめんどくさいんだよ」
平井「司馬先生!」
健吾「あぁ・・糸川さんの検査終わった?」
平井「逃げました!」
健吾「逃げた?」

糸川が病院内を逃げ回ります。病室で布団を被る糸川ですが・・

糸川「胃カメラなんかぜってーのまねぇ」と拒否!
健吾「おえってなるのはちょっとの間です」
平井「ここの先生胃カメラ上手なんですよ」

@日向家 
圭子は三恵の子供への執着が日増しに強くなっているとを優佳に訴える。
優佳は「ほっておけ。三恵のお腹の子供は100%圭子のもので三恵が
抱くことはないのだから」と言い聞かす。

@大久保記念病院 院長室で大久保が「経営改善企画書」を眺めている。
(この病院、経営がヤバいんでしたよね)

健吾「失礼します」
大久保「どうかした?」
健吾「内視鏡の調子が悪く、診断に支障が・・」
大久保「あぁ・・もう限界かなぁ・・。何とかしないとねぇ」
健吾「お忙しいところ申し訳ありません」
大久保「いいよ、いいよ。司馬先生頑張ってくれて助かってる」
健吾「では・・」
大久保「あ・・そうだ。司馬先生の周りでうちでバイトしてくれる先生
    いないかな」
健吾「バイト・・ですか?」
大久保「そう・・・外科の先生」
健吾「バイト・・バイト・・」
大久保「あ・・やっぱりいいや。内視鏡は何とかするからね」

この次のシーンでこの院長大久保が圭子の夫・敏雄と慶林大学病院の院長
塩野と会っている。
(あれれれ?・・大久保も敏雄に関係してくる人物なのか)
病院への援助を申し出るが断られました。「誰かの懐に頼るのではなく、
自ら切り開くことが将来のためになるのではないか」。

@慶林大学病院 健吾はかつての同僚「竹内 悠」と逢っています。

竹内「何でお前がスタッフ探しまでしてんだ?」
健吾「うちの院長、今大変そうだから。力になりたくて」
竹内「そんなんほっといてこっちに戻ってくる算段つけろよ。お前まで
つぶれるぞ」
健吾「うん・・」
竹内「お前・・医者の本分忘れてないか?」
健吾「医者の本分?」
竹内「医局で上に行くことだ。これが医者として大切なこと」
健吾「そんなことない」
竹内「なぁ・・」
健吾「ん?」
竹内「平井瑤子ってナースのこと聞いたよな」
健吾「そのことなんだけどな・・」
竹内「一緒に住んでるんだって?」
健吾「何で知ってるんだよ」
竹内「おれ・・むかし瑤子とつきあってたんだよ」
健吾「ふーん」
竹内「ショックだった?」
健吾「別に・・昔のことだろ?」
竹内「この前あいつ・・おれに金借りに来たんだ・・」
健吾「金?」
竹内「200万・・貸してはいないけど・・」

やっぱりあの平井瑤子。何かある。元カレにまで金を借りに行っているって・・
健吾は帰宅し、瑤子を問い詰めようとするのですができず終い。

(この次のシーンで健吾の親父さんの床屋に居た客・・あれ、瑤子につきまと
っていた男の人だよね・・)

@日向家 姑の華江と前妻の希実代と息子昭輔がやってくる。

華江は圭子のおなかの子供は「日向家のあととり」なので産まれたら
一緒に暮らしましょうと言い出す。

昭輔は物音がする二階(三恵が隠れてるからねー)が気になってしかたがない。
最初はちらちら二階を気にしているだけだったが、二階に上がってしまう。
昭輔は気づいたっぽい・・。帰り際、華江に「お化けが居た」と言っている。
(華江は「黙ってなさい」と言うということは知ってるの?)

@大久保記念病院 糸川が飲んだくれて運ばれた様・・

水原「病院抜け出してこんなに飲んだくれちゃって・・この人の脱走はしょっ
 ちゅうだけど、ここまで荒れたのおれが知る限り初めてだ」
健吾「なにやってんだか・・」
優佳「ちょっとちくっとしますね・・」
健吾「ご家族交えて相談してみます」
水原「家族なんていないよ」
健吾「え?いつも奥さんの話・・」
水原「嘘だよ」
健吾「嘘?」
水原「いたのは昔の話。一家離散したらしい。事業の失敗で・・今はその場しの
  ぎに生きてるだけ。ちょっとした病気こさえちゃぁここにきて」
健吾「どうして・・」
優佳「ここしか居場所がないからです。」
健吾「だったらどうして逃げ回るんですか?」
優佳「こわいんです。」
健吾「こわい・・」
優佳「病気を知ると自分の命と向き合うことになる。支えてくれる家族もいない。
   一人で立ち向かう覚悟もない。だから逃げるんです」

つきそっていた健吾が転寝・・慌てて目を覚ますと糸川がいない。
慌てて見回すとカーテンの陰・・。「若さま、ここだよ」の声が。糸川が
語りだします。
「ここにいるといろんな患者をみる。末期がんだって告知されてそれだけで
自分から死んじまったやつがいたよ。そのときはばかだねぇって思ったけど
病気のレッテルあちこち貼って病人演じてたやつがホントの病気になっちま
った。」
健吾は糸川に「闘いましょう」と励まします・・。

圭子が留守中に三恵が姿を消す・・。優佳は電話の履歴からタクシー会社の
見つけ、三恵を乗せたタクシーを探し出します。
三恵を見つけ、問い詰めます。「敏雄との関係」までも・・。
(三恵、告白しちゃった。「誘ってきたのは理事長だ。できた子供で
代理出産を装おうと」って)

優佳は敏雄の勤務先に向かい、会議中の敏雄を呼び出す。

優佳「敏雄さんのように将来人の上に建つことを約束された方は小さい頃
 から帝王学を学ばれるんでしょ」
敏雄「えぇ・・父から教わりました。組織作り、人の動かし方、目標の持たせ方」
優佳「嘘のつき方も?」
敏雄「ふ・・そうかもしれません。プラトンも言っています。時に人の上に
   立つ者が高貴な嘘をつく必要があると」
優佳「あなたがついた嘘も高貴な嘘?」
敏雄「僕は嘘なんかつかない。」
優佳「逃亡資金にされたら困るので三恵さんから回収しました(と札束をだす)
   あなたが渡した手付金。三恵さんすべてを話してくれました。
   あなたと出会い、誘われ・・そしてベットもともにした・・」
敏雄「たった一度のことだ」
優佳「その一度のことに三恵さんな妊娠してしまった。皮肉ですね。
   望むところにはできず、望まれないところにできて・・三恵さんは絶対
   に中絶しないと頑なだった。それで困っていたあなたは・・」
敏雄「あなたと圭子が持ちかけてきた代理出産話に乗った。村澤を抱きこんで」
優佳「あなたの傲慢さが作り出した子供・・圭子との子供にして産ませようと
   した。はじめから代理出産なんて・・代理母すら存在しなかったんじゃ
   ないですか」
敏雄「そう・・これが最良の策だ。これが圭子への愛ですよ。もし真実を知らせ
   ていたら圭子はぼろぼろになる。とにかく僕の血が入っていれば僕の
   跡取りには違いない」
優佳「聖職者が聞いて呆れます」
敏雄「ふ・・話しましょうか。圭子に・・」
優佳「いいえ・・はじめたときから戻れない運命。DNA鑑定さえしなければ
   誰にも気づかれないことです」
敏雄「嘘をついていて申し訳ありませんでした」
優佳「私は嘘に尊いも卑しいもないと思います。でもあなたは一生その高貴な
   嘘を突き通してください。それがあなたに課せられた罰です」

@日向家
三恵と圭子が仲良く夕食・・。圭子が席をはずした隙に三恵がいなくなる。
そしてボストンバックを抱えた三恵・・・

圭子「どうしたの?」
三恵「・・・」
圭子「だましたのね・・」
三恵「この子は私の子。誰にも渡さない(と立ち去る)」
圭子「三恵さん?三恵さん待って!三恵さん!」

圭子の目に映ったもの・・階段で転げおちる。うつぶせに倒れている三恵。
「私の赤ちゃん・・」と言って駆け寄る圭子ですが・・。

あらららら。大変なことに・・かと思ったら予告では見たことあるシーン・・
もしかして第一回の冒頭のあのシーンに繋がるんでしょうか。


追記。
大久保院長の小日向さん・・大河ドラマでの為義さんみたいなんだよなー。
冴えなくて苦労するのが板についちゃってて。
(大久保院長と健吾・・大河で祖父・為義と孫・頼朝なんだけど
小日向さんと岡田君の絡みあっちでは実現なさそう。)