聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん

 聖なる怪物たち (文庫) (文庫) / 河原れん
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第2回

【あらすじ】

子どもを産めない体になってしまった圭子(加藤あい)の願いを聞き入れ、代理出産への準備を始めた優佳(中谷美紀)。優佳に産んで欲しいと思っていた圭子だったが、思いもよらない告白を聞くことに…。だがその後、圭子はある恐ろしい策を思いつくこととなる。
一方、何も知らない健吾(岡田将生)は、有能で美しい看護師長である優佳に全幅の信頼を置き始めていた。 る日、健吾は下腹部の痛みを訴える50代の女性を診察。原因不明の痛みに疑問を感じるが、肺気腫の既往のある患者のため簡単に手術には踏み切れない。
どうにか最善の方法を考えようとする健吾だったが…。 その間にも優佳と圭子の計画は着々と進められていた。みずからの社会的地位が危うくなることを恐れ、圭子の考えた計画に踏み切れない敏雄(長谷川博己)を静かに説得する優佳。そして圭子は意外な人物を巻き込もうとしていた…!

(録画して見るので記事は放送日以降になることもあり)

先週の序盤のシーンの回想から・・

ナレ(健吾)「あの夜の出来事は最初から仕組まれていた。一つの悲劇が連鎖
したら新たな悲劇が生まれる。あの頃の僕は知らなかった。一年を待たずに
彼らの策略に巻き込まれることを・・」

圭子が姉・優佳に「姉さん、本当に代理母になってくれるの?」と問うと優佳は
自分は無理だと言う。そして理由を語りだす。
「あたしには子宮がない。。昔中絶手術をしその時、子宮に傷がついて摘出した」と。

優佳「私はとても嬉しいの。」
圭子「え?」
優佳「この先私は自分の子を抱くことはない。だから生まれてくる圭子の子供は
  私にとってもたった一人の血のつながりのある子供なのよ」
圭子「・・・」
優佳「新しい目標ができたの。圭子の子供作ること。(圭子をみて頷く)」
圭子「姉さん・・」

一方、健吾の勤める病院。夜勤明け?の健吾は寝起きが悪く優佳が「急患だ」
と声をかけても起きない・・。優佳に耳に入れていたイヤホンのボリュームを
上げられて慌てて飛び起きる・・^^;
そして朝の会議中もうとうとしている。・・Zzz…(*´?`*)。o○

水原「五日目か?」
健吾「一週間です。まさかこんなに帰れないなんて・・」
水原「言っただろ?ここは野戦病院だ。夜家に帰って寝る兵隊がいるか?」
健吾「医者は兵隊じゃありませんっ!」
水原「兵隊だよ。生かすも殺すも自分次第。ミスりゃ自分も訴えられて自分も
   お陀仏・・まったく楽しいお仕事だ・・」
健吾「死んでたまるかよ!」

そこに新患が呼ばれる。煙草を吹かす年配の女性で内海弘江。
慶林大学病院の紹介状持参でこの病院に来たという。三ヶ月前から右わき腹が
痛いのだという。健吾は触診を試みる・・

聖応幼稚園・・(日向家が経営する幼稚園)で事件が起こる。
園児たちの目の前には「クマのケーキ」だがあるが一人の園児だけケーキでは
なくおはぎ?のような菓子が出されている。
周りの園児は「ちいちゃん、クマさんじゃないの?」「うぇぇまずそう!」
などとからかわれているのだが・・。保母・三恵は気づいていない・・。
理事長・敏雄の姿を見つけたため、話をしようとするため席をはずす・・
少しの間園児から目を離してしまったのです。

すると三恵の背後で園児の「ちぃちゃん!」という叫ぶ声が。慌てて戻ると
「ちぃちゃん」はアレルギー反応が出て咳き込み苦しんでいる・・。
(卵のアレルギー持ちの女の子だったのか・・)

会議室。ちいちゃん母が怒声を上げている。
「うちの子は卵アレルギーだってお伝えしてあったじゃないですか!(`×´)」
三恵は平謝りするだけ。圭子も謝意を述べ、平身低頭。
しかしちぃちゃん母は収まらない。たたみかけてくる。

ちぃちゃん母「有馬先生が来てから園児の怪我だって増えてるそうじゃあり
  ませんか!こぉーんな先生が居たんじゃ娘を安心してお任せできません!」
野口園長「こちらの方も指導を徹底いたしますので・・」
ちぃちゃん母「有馬先生には辞めていただきます!」
圭子「徳田さん、それは話が飛躍しすぎでは・・」
希美代(敏雄の前妻)「いいえ、徳田さんの仰るとおりですわ。」
圭子「希美代さん・・」
希美代(敏雄の前妻)「お恥ずかしいんですが、有馬先生は聖応育英会には
 向いていないんです。」
圭子「何を言うんですか?」
希美代(敏雄の前妻)「副理事長は身寄りがなく育ったから同じ境遇の有馬先生
 をずいぶんかわいがって・・」
圭子「彼女は優秀な教員ですぅ」
ちぃちゃん母「子供が死に掛けたんですよ!」
圭子「有馬先生のことは私が責任を持ちます。ですから今回はおおさめいただけ
ないでしょうか」
ちぃちゃん母「副理事長の立場がどれほどのものか存じませんが、子供の居ない
 方にいくら申し上げても無駄なようね・・」
希美代(敏雄の前妻)「(意地悪くにやり、圭子を見やる)」
圭子「・・・」

日向家の夕食。圭子は顔色が冴えない。姑・華江は「おめでたかしら」などと
軽口をたたく。圭子は「近いうちに必ず、おかぁさまに私たちの子供を抱いて
いただきます」

健吾は診ている患者・弘江のレントゲン写真を見てどうしても気になると
話すのですが院長、水原ともに取り合わない。
弘江は「肺気腫の既往」があるため簡単に手術には踏み切れないのだ。

健吾「開いて診なければ痛みの原因が分かりません」
水原「何にもなければ患者は切られ損。手術中に心肺停止にでもなったら
   死んじゃうよぉぉ・・」

聖応幼稚園・・。三恵が圭子に園を辞めると言う。田舎育ちの自分にはこの
幼稚園はそぐわない。これ以上圭子に迷惑をかけたくないのだと。
(このシーンで三恵が「体調が良くないし」って言ってるけど、この時点で
妊娠してるとかはないかな・・。園児のアレルギー騒動の時に敏雄に「話がある」
と言いかけたのもそれかな・・。)

お世話になったと言って去ろうとする三恵に圭子が「血液型何型?」と問う。
「O型」と聞き、圭子の脳裏に何かがひらめく?
(やっぱり、巻き込もうとしているのは三恵なんだ・・)
圭子は大久保記念病院に向かい、優佳にそのことを伝える・・。


優佳が自宅に敏雄を呼ぶ。そして圭子に対する敏雄の冷たさを責める。
あなたは男としてのけじめはつけたかもしれないが少しも圭子と向き合って
いない。なぜ、前妻の子供を家に上げるのか、なぜ前妻が役員のままなのか。
何が聖職者だ、あなたは圭子の気持ちを分かっていないのだと。


敏雄が自宅に戻るとそこに三恵の姿が。「どうして居るの?」と狼狽する
敏雄。(やっぱり、三恵のことを知っている様)
圭子が呼んだという。
ある日そこに優佳が現れ、三恵に「心理テスト」の結果を見せ代理出産を
持ちかける。自分が産んで上げられればいいのだが自分は無理。
あなたに圭子の子供を産んで欲しいと三恵の手を握り、頼み込みます。
そして、三百万の札束を三恵に手渡す・・が、
三恵は自分に優しくしてくれたのは代理母にするためか!と怒りその場を
去ります。それを見て優佳は「ゆっくり話していきましょう」と冷めた口調
で言う・・


健吾は弘江の痛みの原因がガンなのではないかと訴える。しかし相変わらず
水原は取り合わない。

健吾「がんの可能性があるのにほぉっておくわけにはいきません!」
優佳「ほぉっておけばいいんじゃないですか?」
健吾「え?」
優佳「科から科へのたらいまわしは日常茶飯事です。内海さんだってもともと
   は、大学病院からたらい回されてきた方です」
健吾「・・・」
優佳「また次へまわしたところで誰も先生を責めません」
健吾「でもそうはしたくないんです」
優佳「でしたら・・すべきことはひとつでは・・」

健吾は院長・大久保に頼み込む。院長は肺気腫の既往があること、確証が
ないのにリスクを犯して手術をすることは患者も望まない・・訴訟リスク
も高くなる・・という。健吾の「手遅れになるよりはまし」という意見に
院長は「患者へ説明をして承諾したら」という条件付で「手術」する事に。

健吾「確かにリスクはあります。でもまずは内海さんを痛みから・・
  病気への不安から解放したいんです」
弘江「今までの医者は数値がどうだとかデータがどうだとか痛いトコに
  さわりもしない医者ばかりだった。でもあんたは私に触り続けた。
  あたしの命、あんたに預けるよ」
健吾「ありがとうございます!」
弘江「看護師さん・・子供居る?」
優佳「居ません」
弘江「産んどいた方がいいよ。こんなことになるんだったら子供ひとりで
   産んどきゃよかった」

そして弘江の手術が始まる。健吾の見立てどおり「虫垂ガン」だった。
(退院の日に感謝されていたね)


ある夜、優佳は敏雄を呼び出す。

優佳「真っ暗な海を見つけます。そこに何が浮かんでいるか誰も気づかない。
暗闇の中の海を見つけます。」
敏雄「すべて秘密裏に進めると言うことですか」
優佳「あなたは自分と圭子は聖職者だとおっしゃった。だったらその仮面を
  被り続ければいい。秘密を知っているものが口を閉ざしてさえ居れば
  秘密は永遠に守られる。秘密と嘘は権力者の特権。いずれ日向家を背負っ
  ていくあなたがこんなちいさな秘密を帯びることはないんです。
  何かあったときはすべて私が引き受けます。」

敏雄「お姉さん・・」
優佳「お願いします」
敏雄「真っ暗な海か・・」


優佳は「秘密裏」に進めるための産婦人科医を敏雄が見つけてきたという。
村澤という医師。多額の融資をして口封じをしているのだという。


ある居酒屋で看護婦の平井は風采の上がらない男と会いお金を渡している。
(封筒に入っている三万円?は患者から内緒で受け取った賄賂。)
「もう少し頼むよ」などとせがまれている。そして男は「医者の一人や
二人たらしこむことくらいたいしたことないだろ?」などとにやにや。

(このだらしない男は誰だ?「俺とお前の仲だろう。もう少し金を頼む」
と言っている。ヒモか?平井はこの男に弱みを握られているのか?)



ナレ(健吾)「女はいくつもの顔を持つ。誰か欺くために・・」

体外受精を受けた三恵のお腹に圭子が耳を当てる・・「私の赤ちゃん☆」

ナレ(健吾)「女はいくつもの顔を持つ。したたかに生きるために。」

ベビー用品の買い物を嬉しそうにする圭子・・

ナレ(健吾)「女はいくつもの顔を持つ。ただ・・愛のために」

「私の赤ちゃん☆」と自らのお腹に優しく話しかける三恵。
(既に妊娠してて体外受精での子供じゃないんじゃないかな・・)

ナレ(健吾)「女はいくつもの顔を持つ。何かを守るために・・」

仕事中の優佳・・。

ナレ(健吾)「女はいくつもの顔を持つ。誰かを欺くために・・」

水原に「お前平井と付き合ってるのか?」とからかわれる健吾。
「司馬先生、処置お願いします」と言って仕事に向う優佳。

ナレ(健吾)「その時まだ僕は知らなかった・・彼女の優しい仮面の
下にもう一つの顔が隠されていることを・・」


このドラマ、「まっとうな人」居ないんだろうなぁ。みんな何かしら
「悪」に手を染めていくような流れで進んでいく。
「聖なる怪物」ではなくて「たち」って言っているのはそれだろう。
男性陣(院長、水原、患者の糸川、体外受精を行う村澤という医師)
も絡んでいる。

岡田君が演じる健吾が誠実な路線を走っているんだけどあの看護婦の
平井の魔性の深みに嵌められそうだし、代理出産の黒い闇の加担も
させられるのでしょうね。
現に今日の冒頭のナレで言っている。
「あの頃の僕は知らなかった。一年を待たずに彼らの策略に巻き込まれ
ることを・・
」って。
三恵の出産に健吾を絡ませてこの企みを完成させるつもりなのか。


最後のナレ、「女はいくつもの顔を持つ」。このドラマに出てくる
女性たち、すべてに向けているのでしょうね。
優佳、平井、圭子、三恵、希美代(敏雄の前妻)華江(敏雄の母)。
野口園長も居るが彼女は違うかな。
この回に限ってはガンの手術をした弘江だけは部外者でしょうか。

今日出てきた女性たちは何かしら秘密を抱えているようで。。
みんな「怪しい」って思えてしまう。