今日は、クラシカルホメオパシーにおいて最も大切な
「シミリマム（最も適切なレメディ）」 について、考えてみたいと思います。
皆さまに身近な新●コ●ナを例にとって、お話させていただきます。
新●コ●ナの流行初期、日本のホメオパシー界における、新●コ●ナへの対応はどうだったのでしょうか？
ホメオパシーは、大きく分けて
クラシカルホメオパシー（ひとつのレメディを用いる）
プラクティカルホメオパシー（複数のレメディを用いる）
があります。
実はさまざまありました。
医師の方たちが所属するホメオパシーの学会では、
１０種類ほどのレメディが推奨レメディとして伝えられたとも聞き及んでおります。
咳の症状と○〇の症状が強い場合には、このレメディ、
胃腸の症状と○○の症状が強い場合には、このレメディ、
高熱の症状と○○の症状が強い場合には、このレメディ、
・・・・・
ということでしょうか？
部分的症状に対応する薬を処方する、西洋医学の薬の代用のような感じでしょうか？
いろいろなレメディを併用する流派でも、多くのレメディが、新●コ●ナのレメディとして、推奨されたようです。
同じ病気が広まっているのに、ひとり一人に違うレメディで対処する、
いかにも、その人の個性を重視するホメオパシーらしい！？
いえいえ、ホメオパシーの創始者、サミュエル・ハーネマンは、そうは言いませんでした。
パンデミックは、
「同一の発生源からその病気が生じているために、みんなが同じ病気に罹っている状態」
です。
今現在は、皆さま同じ病気に罹っているわけですから、皆さまに同じレメディで対処します。
1人の人に対して、1つのレメディで対処する、それが、クラシカルホメオパシーの基本です。
咳には・・・、
発熱には・・・、
頭痛には・・・、
下痢には・・・、
など、
ひとつひとつの症状に、それぞれ別々のレメディ（もしくは薬）で対処するのではありません。
いくら症状は多くても、病気に罹っている人は、1人の人ですから、
症状の総体＝人 に対して、1つのレメディを選びます。
つまり、1つのレメディで、1人の人の すべての症状を改善していくということです。
ハーネマンは、同じ病気にかかっている複数の患者の症状を詳しく調べ、
その流行病（新●コ●ナ）に罹っている人に最も適切なレメディ（＝シミリマム）を見つけよ、と述べています。
ブルーローズでは、これまで、新●コ●ナのケースを、ずいぶん挙げさせていただきました。
すべてのケースをご覧になられた方は、
「え～っ？ これホント？？ （嘘でしょ）」
と思われることも多かったと思います。 笑
クラシカルホメオパシーでは、
シミリマム（最も適切なレメディ） を服用した時に、
素晴らしい反応が現れます。
典型的なケースについて見てみましょう。
ご注意ください
以下は、２０２０年春の時点でのケースです。
今現在は、ポーテンシー（レメディの強さ）の状況がまったく異なってきております。
詳しくは、
をご覧ください。
２０２０年２月１５日
午後、突然息が吸えなくなる 真っ青な顔 ２日前に血圧が急激に170まで上がって驚く 身体が冷えている これはどうしたことか？ 血の気が引いているようで、呼吸ができない だるさが強く、具合がとても悪い 貧血状態 胸が詰まる感じ
Ars.アルセン・アルブ 30c を粒で服用 → あまり変化がない
２月１６日
Phos. フォスフォラス 200c を粒で服用 → 服用後 急速な回復 もう何の症状もな い （以後も再発なし） → 全快
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これは、ブルーローズが新型コロナのシミリマム（最も適切なレメディ）を、まだ特定できていなかった時点のケースです。
１５日に、Ars.アルセン・アルブ３０ｃ を服用していただきましたが、あまり変化がありませんでした。
これは、Ars.アルセン・アルブ がシミリマム（最も適切なレメディ）ではなかったことを示しています。
１６日に、Phos.フォスフォラス２００ｃ を服用された時は、どうでしょう。
服用後に、急速に回復した、とおっしゃっていますね。
そしてその後、何の症状もなく、それ以降もまったく再発もなかった、ということでした。
えっ、新●コ●ナが、これで終わり？ まさか！？ という感じですね。
これは、Phosフォスフォラス２００ｃ が、クライアント様にぴったり合った (シミリマムだった） ことを示しています。
ひと月前から だるさ・食欲不振・下痢などが続いていた
あまり食べられないせいか、顔色が悪いねと周囲に言われる
２０２０年２月２２日
夕方、突然39度台の熱が出る
Ars.アルセン・アルブ３０ｃ を粒で服用 → 特に変化なし
夜、病院を受診（２つの病院に受診を断られ、３つ目の病院で）急性胃腸炎との診断
整腸剤・下痢止め・解熱剤等を処方される 熱が40度を超えたため、解熱剤を服用
熱は一時37度にまで下がり、一時少し気分が良くなった
しかしその後、強い悪寒 ガタガタ震える 強いだるさ 強い眠気
Ｇｅｌｓ．ジェルセミウム ２００ｃ を粒で服用 → ようやく眠れたが、身体中に凝りと痛み 食欲も少し出たが、下痢が続く 首の付け根の痛み 目が疲れて眠くなる とにかく身体がつらい これまで経験したことがないほどだるい
２月２３日
Phos．フォスフォラス ２００ｃ を水に溶かして、振とうを加えつつ、３時間おきに服用
→ 半日で動けるようになる
→ その後、徐々に改善 → 全快
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こちらのケースの時点でも、ブルーローズでは、まだ新型コロナのシミリマムが、特定できていませんでした。
そこで、Ars.アルセン・アルブ や Gels. ジェルセミウム という、可能性のあるレメディを服用していただきましたが、新型コロナのシミリマムではないレメディであったため、大きな改善は見られませんでした。
しかし、シミリマムの Phos．フォスフォラス ２００ｃ を服用なさった途端に、全身の回復が始まり、数日以内にすっかり回復されました。
注意：２０２１年５月より、変異株の影響か、Gelsジェルセミウムが必要な方が散見されるようになりました。
鹿児島県、10代、女児のケース を見てみましょう。
1～2日前から、お腹にガスがたまっているような感覚 腸から音がする 食欲がない
２０２０年３月２９日
夕方、腹痛から下痢 夜、目の奥の痛み 光を嫌がる（光が痛い） 目の痛みから頭痛になる 吐き気も少しある 気分がとても悪い ぐったりしている
｢こんなのはじめて。どんどん悪くなる！｣と言って痛みに唸る
Phos. フォスフォラス ３０ｃ を粒で服用（１回目） → ぐっすり寝る
３月３０日
朝、起きて｢すごい！すっかり治った！｣と嬉しそうに言う
念のため、Phos.フォスフォラス ３０ｃ を粒で服用（２回目） → 全快
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このケースの時には、すでに新●コ●ナのシミリマム（最も適切なレメディ）は、Phos．フォスフォラスであることがわかっていましたので、すぐに Phos．フォスフォラス３０ｃ を服用していただきました。
すると、お子様はすぐに眠ってしまったとのことでした。
レメディ服用後、眠くなる というのは とても良い反応です（外出時や、車の運転前の服用には、ご注意ください。）
身体が回復に専念するため、すべての働きを止めているものと考えられています。
このお子様には、Phos.フォスフォラス３０ｃ が、ぴったり合っていた（シミリマムだった）のですね。
翌朝には、すっきり！
前夜、とても苦しんでいたご本人も、驚いていらっしゃいます。
病院で処方された複数の薬を、一週間服用しても治らなかった熱や咳が、
Phos.フォスフォラス３０ｃ を服用した途端、止まられたケースもありました。
このケースも、Phos.フォスフォラス２００ｃ の服用後すぐに、高熱が下がり始め、肺炎が治り始めていらっしゃいますね。
このように、驚くような改善をもたらすシミリマム（最も適切なレメディ）とは、
まず第１に、選択する「レメディの種類が最適である」（その人に最も合っている）ことが重要かつ必須です。
それでは、レメディの種類さえ合っていれば、大丈夫なのか・・・？？
次回は、シミリマムの第２の条件 「ポーテンシー」 について、考えてみたいと思います。
ご注意ください
２０２１年5月、変異〇の影響で、レメディにも変化がありました。
しかしながら、やはり中心はPhosフォスフォラスです。
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられているものです。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用していただけます。
お薬との併用も可能です。
自然治癒力をアップする
クラシカルホメオパシー相談は
