なお長い曲では、おなじみのメロディーが出てくる場面に時間指定してあります。

ベートーヴェン「メヌエットWoO.10-2」

のどかで良い曲です。

スッペ「軽騎兵」序曲
序曲だけが有名になり、中味が忘れ去られたオペラの代表格です。
どんなオペラか、調べてもはっきりしません。


ポンキエッリ「ジョコンダ」から「時の踊り」
ポンキエッリは今ではこの曲のみが知られていますが、当時は多くの尊敬を集めた名作曲家でした。
ナクソスあたりで、ポンキエッリ作品集が出ると良いのですが。


ヴェーバー/ベルリオーズ「舞踏への招待」
もともとは、「魔弾の射手(少々長いですがぜひ一度ご覧ください)」で有名なヴェーバーのピアノ曲ですが、フランスの作曲家ベルリオーズがオーケストラ編曲をしました。
彼は、原曲を冒涜してしまうのではと心配しながら編曲をしたそうですが、結果名編曲として今も残っています。
モーツァルト「ディベルティメント第17番K.334(320b)」より「メヌエット」
モーツァルトの時代はディベルティメントは貴族の家で開かれるパーティーでのBGMとして作曲されました。BGMなので、軽く明るいものが多いです。類似する形式はセレナードがあります。
セレナードとディベルティメントの違いは非常に微妙です。
Wikipediaによれば、「セレナーデが屋外での演奏用であるのに対し、ディヴェルティメントは室内での演奏用だとされる」とのこと。
モーツァルトはセレナードK.250を再利用して交響曲(交響曲第35番いわゆる「ハフナー」など)と発表したりしています。当時、交響曲は、いまのように特別視されていなかったようです。
とにかく全部聴くにはこの曲は長すぎるので、つまみ聴きするのがおすすめです。


モーツァルト「ディベルティメントK.136」より「第一楽章」
適度な長さで、聴きやすいのがこの曲。ぜひ全曲を聴いてみてください。

この演奏は、ピリオド奏法(作曲当時の響きを再現しようする演奏法のこと。当時のピッチ(今ではいわゆる真ん中のドの上のラ音=440hzが目安ですが、当時はさまざまでした。例えば、ヘンデルが持っていた音叉はラ音=422.5Hzだそうです。)によるチューニングや、当時の楽器を使用したり、ノン・ヴィブラート(音をふるわせない奏法、いまではヴィブラートをかけるのは普通ですがそもそもヴィブラート自体、名ヴァイオリニストであるクライスラーが始めたものです)などが行われます)によるものです。

モーツァルト「ピアノソナタ第11番K.331(K6.300i)」
この曲の第三楽章がいわゆるトルコ行進曲ですが、第一楽章も名曲です。
モーツァルトが書いた音楽の中で最も美しいもののひとつではないでしょうか。
この曲の第一楽章の有名なテーマは、シチリーナという舞曲の8分の6拍子のリズムで作られています。
ぜひ全曲聴いてみてください。


モーツァルト「ピアノソナタK.545」より第一楽章
ソナチネアルバムに収録されている有名な楽章です。

モーツァルトのジング・シュピール(歌芝居)「魔笛」から「復讐の炎は地獄のように燃え」

魔笛自体ストーリーは荒唐無稽ですが、モーツァルトの音楽はすばらしい(指揮者のオットー・クレンペラーが指揮した魔笛の録音は、音楽が付いていない台詞部分は全てカットされています)です。

シューベルト/楽興の時 第3番

歌いたくなるメロディーです。

ブラームス「弦楽六重奏曲第一番」から、第二楽章

名曲とはまさにこのような曲を言うのでしょう。

バッハ「イタリア協奏曲」から第一楽章
協奏曲とは本来独奏楽器(特にバロック時代には複数の場合もあります)とオーケストラが、あるときは一緒に、またあるときは競いあうように演奏するスタイルの曲のこと(Concertoに協奏曲の訳語をはじめてあてた方は天才ですね)ですがこの曲は、チェンバロ一台(ピアノ)のための曲です。楽譜を見ると、forte(フォルテ)とpiano(ピアノ)とちらほらと書かれていますが、現在使われるような「強く」や「弱く」の意味ではなく、フォルテがついているのがオーケストラで、ピアノが独奏楽器であることを示しています。


おまけ「イタリア協奏曲」から第三楽章

本稿の趣旨からは離れますが第三楽章も良いです。演奏は、グレン・グールドです。はじめてこの演奏を聴いたときに、目から鱗が落ちました。まるで、ベートーヴェンの曲のように彼は演奏しています。