ロンドンのバスは前乗車、後ろ降車が普通だ。

が、乳母車や車椅子など、前の狭いドアから乗れない人は後ろから乗って来る。


ある日、ドアが開くと男性2人がベビーベッドをズカズカと持ち込んでちょっと騒ぎになった。






東京では公共の交通機関でスイカなどを使うが、ロンドンでは「オイスターカード」というのを使う。

自分の銀行のデビットカードでも、事前に登録すれば簡単にタッチイン出来る。


男性2人連れは、乗るとすぐに運転席まで行ってタッチインしようとしたが、当たり前、運転手はベビーベッドなんて乗せてもらっては困るとケンカが始まる。

本当はこの場所は乳母車を入れるスペースなのだから当然だ。

地下鉄でテーブルを運んでいる人たちを見かけたことがあるが、たまたま駅員につかまらなかったから出来たワザだと思う。

男性2人は自分たちの(勝手な)権利を主張してワイワイやっているが、運転手の

“I’ll call a police !” 
「警察を呼ぶぞ!」

の一声でやっと大人しくなった。

バスの外にいる仲間にベッドを渡して、自分たちは二階にとっとと駆け上がって何事もなかったかのように知らん顔。


イギリスに24年住んでいると、大抵のもめ事には全く驚かなくなった。

日本では考えられないようなことがしょっちゅう起こるので、それら全てに反応し続けていると心身がもたないから。

だがふと冷静に考えると、まあ他の人の迷惑も考えずにあんな大きなものをよくも公共のバスで運ぼうとするわなあ。


規則を守るのが上手な日本ではあり得ない。

イギリス人は、規則を柔軟に解釈して勝手に自分で判断して行動する。

臨機応変に対応してもらって心の底から感謝するようなことも何度もあった。

でも、これが自己中におちいると、激しい言い争いが始まって殴り合いにまで発展しかねない。

日本とイギリスとどちらが良いかなんてわからない。

が、場所をデーンと占領するあの大きなベビーベッドを見ていたら、こんなに人間のエゴがつまったベッドに子供を寝かせて良いのだろうか? なんておせっかいなことを考えてしまった。

人には優しくしたいものだ。

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