昔話とはいっても

ごく最近まで

そんな気持ちでいた気がする……






彼とのやりとり

すべてが『面接』みたいだった

やりとりにおいて

『完璧』でなければならない

そういう気持ちだった。

反応が悪かったりしようものなら

即「不採用」……

(何の試験だよ……)

毎日、毎秒…

いつ、ジャッジされるか

びくびくしながら

怯えていた。

表情・顔色を伺っては

全てが、私のせいのような

気がしてた。

自分で自分を責めていた

のを覚えてる。



終わりのない面接と

正解のないジャッジ

すごい緊張感の中に

身を置いていたと思う。



今ここに居られるのは

そのタイミング、タイミングで

【金言】を下さる方たちの存在

その時々で違うはずなのに

示し合わせているみたいに

同じ事を言ってくれる。

彼に直結するような内容ではなく

『意識・中枢』の話

ガツンとくる言葉をくれる。

頭に残るので

意識させられる。

きっと

意識することで

切り替えが出来ていたように思う。




何ともいえない緊張感を持っていたから

何も正解だと思えなくて

全てが間違っているけど

正解を教えてもらえない

そんな日々だった。




他者に重きを置いているから

正解は、他者にある。

ジャッジしているのは

己なのに……

己の正解は

己の中にあって

他者にはない。

あっていても

間違っていても

それで良かったと

思えるのは、自分だけ。

許してあげられるのは

自分だけ。