成功の反対は失敗ではない ~ 挑戦しないこと | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ
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成功の反対は失敗ではない ~ 挑戦しないこと

「おはようございます」 

「1996年君が生まれた時に開発がスタートした飛行艇で英知の結集を讃える扇子だよ、君にプレゼント」

「ある人に笑顔がそっくりで、君の生まれた日に忘れられない思い出があるんだ」

「えっ!ありがとうございます」

「今日はバレンタインデーだね、チョコレート食べれないんだよね笑」 「そうなんです笑」

「いってらっしゃい」

福岡タワーに24年ぶりに昇って、世界のリノエアレースへの挑戦と夢のガルフストリームへの挑戦の話をして

水産航空と東京航空の今後についても話をしていて、突然ある女性にに言われた言葉を思い出した。

数ヶ月前、新入のコンシェルジュの彼女の笑顔見て、はじめての会話で生年月日を聞いてなぜか忘れなかった。

神戸から福岡を経由して東京に向かう空の上で、頂いた非売品の扇子と「US-2開発物語」を読んで、

部屋に帰り、24年前のフライトログブックを見て記憶が鮮明に甦った。

僕のハートに火をつけた24年前のあの日は、いつも笑顔で挨拶する彼女が生まれた日だった。

いつも素敵な笑顔に気持ちが晴れる、次に合った時、プレゼントしよう。

1996年9月21日土曜日快晴、ホステスと福岡タワーに昇った、「チョコレートパフェ食べたい」

「私、チョコレート食べれないから1つ頼んでチョコは食べて、私がおごるから」

「社長が突然死んで、倒産しそうだ、訓練生もいっぱいいる、操縦教育証明1回で合格しなかったら首だよ」

「その資格は難しいの?」 「僕の経験と知識と技量では100%不合格だよ」

「怖いんだ、ベテランでも4回は当たり前に不合格になっている、23歳の操縦教官なんて日本にいないから」

「不合格になってもいいじゃない、受け止めて、生きていける、あなたなら私・・・・・・・」

僕は彼女が毎日、夜バイトしながら学費を稼ぎ、奨学金で医師を目指してることを知らなかった。

僕は手取り9万円の教官助手、受験申請料の5万円が苦しいと言ったことを彼女は覚えていた。

夜の送りの最後に午前2時、彼女はバックから封筒を出して「はいこれ5万円」

「あのね、成功の反対は失敗じゃないのよ、挑戦しないことよ!」

1997年7月21日フライトログブックに彼女と飛んだ記録とサインがある、お礼に会社の最後に彼女と飛んだ

それが彼女に会った最後で、僕は彼女の言葉を忘れていた。

アメリカ西海岸を眺めながら、彼女を携帯で検索したら、医師になった彼女の名前をを見つけ胸が熱くなった。

失敗を恐れず、挑戦しなければ成功はない

今年のバレンタインデーにチョコレートを口には出来なかった。

 

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