会社設立20周年 ~ 時はまだ | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ

会社設立20周年 ~ 時はまだ

1999年12月14日会社設立から20年の時が過ぎ、東京航空買収後に引き渡しが終わり、寝不足のまま

設立記念日前日13日の夜、苦しい時代に温かい人に助けられた福岡の中洲に飛ぶことになった。

会社を設立して20年後の生存率は0・03%、10000社に3社という。

東京航空契約の日、小学館社長の印鑑証明を初めて見て、運命なのかと、この契約の日も意味があった。

この1年間は、何かのお知らせのような出来事ばかりで見えない力に守ってもらったように感じる。

どこに感謝すべきか、誰にお礼を言ったらいいのか、パイロットの考え方が成功の秘訣だったのか。

「そのコート似合うよ、契約の日、君の誕生日と同じ印鑑証明を見て驚いたんだ、成功して逢えてよかった」

「いつも素敵なものに包まれて頑張れます」

このイクラの数と彼女の年と飛行機で飛んだ年数は一緒だと数えて食べた。

設立20年の記念日に、全身僕の好みで包んだ美女とフレンチは、ささやかな男の贅沢だと思った。

本当にお互いよく知らないが、夏に出会って、福岡で毎回会うのも数時間、電話で1度も話した事がない。

夏に出会って、彼女の笑顔を見たら元気が出た。夏に挑戦のカードは切られた。胸に秘めていた。

「指が長いね」「ピアノしてました」「手袋忘れたね、今年はもう会えないから送るよ」

東京航空がなかったら、水産航空の未来はなかった廃業に追い込まれていた

水産庁調査が来年度なくなり戦後60年以上続いた調査飛行の仕事が終わった。

あの夏の日に、クレジットカードを投げた願いのコートは、彼女と僕を守ってくれたと感謝の気持ちになった。

「教官、明日僕が名古屋まで送りますよ。今日は設立記念日、遅くまで飲んでも大丈夫ですよ!」

「35年あなたを見ていて、一言で言うとなんだかわかる?」 「わからないよ」

「時はまだ」

「努力を努力とも感じない、苦労を苦労とも思わない、だから頑張るという言葉もない、それが普通」

「じっと我慢して、その時が来た時を見てチャンスをつかむ、余裕の勝負しかしない、だから負けない」

「あなたはそういう人よ」

次の日、名古屋までC510マスタングで送られて、C525に乗り換えて岐阜と名古屋を夜まで飛んだ。

「IBUKI 4 ディパーチャー」 昨日の彼女が生まれた街が見えて、名古屋に帰ると10年前を思い出した。 

僕が20年以上飛び続けた3機種が名古屋のエプロンに揃った、お祝いの景色に感じた。

20年前、会社設立前に見た夜の東京タワーを見ながら決意したことを思い出す。

「時はまだ」

また胸に秘めるものをつかむその時まで

 

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