ロサンゼルスから東京へ ~ 誇れる同級生 | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ

ロサンゼルスから東京へ ~ 誇れる同級生

ロサンゼルスで30年ぶりに再会して、4年ぶりに彼の友人女性と秘書のYukiと4人で銀座で食事をした。

全米屈指の法律事務所でただ1人の日本人パートナー弁護士をしている。

航空機関係は特に強い弁護士事務所でボーイングなどの世界の航空機メーカーを顧客に抱える。

僕は、ある航空会社社長から彼の名前を聞いて「まさか!」と思い30年ぶりの再会を果たした。

僕は彼ほど凄いと子供の頃、思った人物はいない。小学3年生と4年生で同じクラスで家も近かった。

彼のお父さんは日本を動かす大企業を作り上げた。現在お兄さんが社長をしているが彼は興味がない。

僕の父が新聞に出るような会社倒産をして、彼の家に招かれお母さんが食事をご馳走してくれた。

一緒に家族で行く山登りに連れて行ってもらった。「山を登るのは苦しいけど登ると綺麗な景色見えるのよ」

僕はリュックに水筒や食べ物やタオルなどを入れていたが、彼は枕を入れていただけだった。

「山登りは先に登って寝て待つ」彼はずっといなくて頂上で枕をリュックから出して本当に寝ていた。

僕には意味がわからないことが多かったが彼といるのが楽しかった。

2人で粘土で遊んでいると「お腹が空いた」と突然粘土でハンバーグを形作り食べてしまった。

「お前も食べる?」「粘土は食べたらだめだよ」「馬鹿だなあ子供の粘土は食べられるんだよ」

2人で自転車で遊んで川に落ちてカバンがびしょ濡れになった。

僕のカバンには、ドラえもんの漫画が入っていたが、彼のカバンには六法全書があった。

「お前ね、そんな暇つぶしのものなんか見てたら馬鹿な人生送るよ」 「国家はバカが多いほどいいからね」

「法律や歴史を知って、お金や不動産に詳しくないと何をやっても成功はないんだよ、人生短いよ」

同級生に六法全書片手に説教され、10歳の僕には忘れられない衝撃だった。

彼は机の下で授業を聞かずに六法全書をこっそり読んで先生に怒鳴られたら寝ていたがテストは満点。

1年間使う教科書は1週間で全て読んで終わらせる彼のやり方がその後の僕の勉強の仕方を変えた。

2015年、僕がロサンゼルスのプレーンズオブフェイム航空博物館でゼロを見るため

サンノゼから彼との再会も楽しみにロサンゼルスに操縦しながら彼と再会前に飛んだ写真を見つけた。

ロサンゼルスを見渡す彼の法律事務所から、これから僕が飛ぶ戦闘機が見えるだろう。

「飛行機バカ」 彼が空を見上げて僕に言う言葉がわかる。

 

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