アメリカの誇り空の要塞B-17の墜落 ~ 冥福を祈る | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ

アメリカの誇り空の要塞B-17の墜落 ~ 冥福を祈る

第2次世界大戦でナチス・ドイツと日本軍を苦しめたアメリカが誇る爆撃機B-17が今月3日に墜落した。

コリンズファンデーション財団が所有し飛行可能な状態を維持してきた国宝とも言える飛行機だ。。

世界大戦機を飛ばすパイロット達は米国でも1流とされるが、それでも事故は続く、

それでも飛ばし続ける、アメリカという国の飛行機に対する情熱と姿勢は飛行機世界一という彼らの誇りがある。

日本でも流れた、このニュースを注目し、深い悲しみを感じている飛行機業界の日本人は何人いるのだろうか?

2016年4月、僕は今年N9MBで墜落した英雄デイビットとロサンゼルスの南を戦闘機SNJ-5で飛行していた。

前席の彼が下方に飛ぶB-17を発見、まさしくこの飛行機を見つけて2人で近づいていった。

上空でパイロットと手を降って挨拶、まるで映画のような空間で今でも目に焼き付いている。

考えると、その夢のような空の空間を共有したパイロットで生きているのは僕だけということになる。

涙が出ないほど非情すぎる現実が起こった。

それでも僕はなぜ、続けるのか?僕の航空会社にはバックに大きな資本力も大企業も何もない。

お金では価値を表せないもので勝負していくしか他に方法がない。

お金をどれだけ儲けるとか、そんなことより意義のある生き方を大切にしないと会社は続かないし人生も続かない

零戦の歴史を、旧日本海軍の歴史を持つ水産航空、初代社長のパイロットが天国で僕に味方するか?

敵国アメリカが零戦に圧倒する実力の戦闘機、プロペラ機世界最高峰とも言えるP-51マスタング

操縦席に座ると胸が熱くなる、この飛行機が僕は大好きだ。

P-51マスタングは馬の名前だが、クレイジーホースと名前がつけられた暴れ馬を操る。

水産航空の社長にならなかったら危険な世界大戦機の世界に足を踏み入れなかっただろう。

こんな危険な飛行機に挑戦する理由もなかったと感じるので、運命だと思う。。

毎週のように僕が名古屋で飛ぶサイテーションも馬の名前で、名古屋と岐阜と馬との縁の深さが不思議だ。

この馬は素直で、死ぬことも感じさせないほど安全に作られている芸術品とも言えるジェット機だ。

この馬は、操ると失神しそうになり、死の恐怖を感じさせる芸術品とも言えるプロペラ機だ。

武士道の極意「死ぬことと見つけたり」とは、死を意識して初めて、真摯に人生に向き合えるということ。

完成された現代の飛行機はすべて、飛行機が素晴らしいのであってパイロットが凄いと勘違いする。

世界大戦機は、機械が不完全で、パイロットがそれを補わないと決して思うように飛んでくれない。

B-17の最高のパイロットたちの冥福を祈る。

 

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