男のロマンが叶う時~夢と愛に終わりはありません | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ

男のロマンが叶う時~夢と愛に終わりはありません

日本でジェット機実機を使用した資格試験は、シュミレーターを使用する試験より難しい。

自家用操縦士の資格での試験だが、プロ並みの知識や技量が要求される。

このジェット機は構造上2人での操縦だが、条件を備えれば1人で操縦可能なジェット機である。

1人で操縦するには、自動操縦装置をうまく使いながら、無線で他機がどこにいるか判断しながら、

航法機器のセットなどをしながら、気象状態を常に予測し、ジェット機は飛行高度で燃料消費を気にしながら

速い速度で飛ぶので瞬時に的確な判断が要求される。

試験は70%終わっていた、前回は名古屋で2時間45分、岐阜の山奥で自衛隊と調整して緊急降下

そして様々な形態での離着陸から、緊急操作、片方のエンジンが停止した過程での進入のやり直し

上空での待機方式などを終了して、今回は教官が機長席で操縦して副操縦士として機長のサポートの試験

がメインで、北九州空港から大分空港の往復は旅客機が飛ぶように計器飛行方式で教官の僕が操縦した。

2人の試験官に見られながら楽しく操縦が出来た。訓練生にも十分な余裕があった。

試験官の1人は同じ年で、同じパイロットでも歩んだ道の違いを尊敬しあうようだった。

「合格です」1人の試験官結論を言い、その試験官に問いかける「何も言うことはありません」

その男のロマンが叶う瞬間の顔は清々しかった。61歳が、子供のような目をしていたのが印象的だ。

生まれた頃は、みんな同じ目をしている。キャンバスに絵を描くのが人生だが、そのパレットに絵を描くのに

時間が経つに連れて、色が混ざったり、何の絵を書いているのかわからなくなっていく。

白いキャンバスに、素敵な絵を書いているか、絵を完成する時間は限られている。

男は夢とロマンがないと、金銭欲に溺れ、女に溺れ、地位と権力に溺れ、愛を亡くしていく。

本当に幸せなことは、夢とロマンに愛を最後目を閉じるまで追い続けられる、終わりがない生き方だと思う。

「合格したよ!」   「おめでとうございます!!」  1番にメールした。

北九州空港で見たその日の夕日は、終わりと、新しい未来の始まりを感じさせた。

小倉から新幹線で博多駅に着いて突然、「教官、彼女を合格祝いに誘ったよ、手ぶらで会うつもり?」

「教官、今回の僕の合格は、彼女のおかげですよ」」 「ちゃんと彼女に素直な気持ちを言った?」

彼女に言ったのは出逢って2回目の時、「顔がタイプだ。それ以外わからないしわかるはずないよ」

「だから教官はだめなんですよ、彼女は理解してないですよ」地上では教官が怒られる。

「ひと目見て、僕が墜落しそうな美人で、顔を見てると幸せな気持ちになるほど素敵だ」と言えばよかった。

恋人でもない女性にバラの花束をプレゼントした事はない

「また逢えてよかった」  「ありがとうございます」 

 

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