こんにちは、アロマ&ハーブセラピストの川瀬です。
先日、旅の途中で立ち寄った小布施にある北斎館で、思いがけず北斎の植物画を見ることができました。
モネやマネ、ゴッホなどに多大な影響を与えたことも含めて、とても興味深い北斎の作品。それも浮世絵ではなく植物画とは!
浮世絵とはまた違った、とても繊細な筆使いの絵がたくさん展示されていました。やっぱり普通に絵上手いんだなぁ、なんてどうしようもない感想が頭をよぎりましたが、的確に描写された作品の数々は見ごたえがありました。草花から果実や樹木の葉まで、実にさまざまな植物が描かれていました。
すっかり北斎に魅了され、その勢いで近くにある北斎が天井画を描いたというお寺へ。
山の麓に厳かに建つ立派な寺院でした。
建立は1472年。室町とか戦国時代ですよー!
『八方睨み鳳凰図』という天井画は残念ながら撮影禁止だったので写真はありませんが、畳21畳分の大きさに色鮮やかな鳳凰が描かれている壮大な作品でした。
北斎が描いたまま一度も塗り替えられていないとのことでとても驚きました。完成から170年以上経っているのに美しい色彩のまま保存されています。
さらに驚いたのはこれを制作した当時北斎は88~89歳!すごいバイタリティの持ち主だったんですね。
ちなみに北斎が小布施を訪れるようになったのは80代になってからだそうで、もちろん当時の交通手段は徒歩!ホント、すごい方です。
そして小布施といえば栗。
町の中を走っているといたるところに栗の木が。
北斎館の真向かいにあった小布施堂でしっかり栗スイーツ買って帰ってきました。

今日はその中から新栗を使った栗の蒸し羊羹(栗むし)をおやつに。
甘すぎず、栗の味を存分に楽しめる一品でした。
お茶はミントを入れたほうじ茶。
北斎に思いをはせながらゆっくりとティータイムを楽しみました。
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