マドレーヌのメルシーブック
- マドレーヌのメルシーブック―いつもおぎょうぎよくいるために
- ジョン・ベーメルマンス マルシアーノ, 江国 香織
最近、注文した中でおすすめの絵本をご紹介します。
blueも大好き、パリにあるつたのからまるふるいお屋敷に住んでいるマドレーヌちゃんが、私たちに「マナー」を教えてくれる絵本です。
ご挨拶や、「ありがとう」「ごめんなさい」の大切さを教えてくれます。
もし、わざとじゃなくても失敗してしまったら、そんなときは「ごめんなさい。」
そういえば、あとは なんでもないのです。
にどとしないことが だいじです。
かといって、あやまればどんなことでもしていいわけではありません。
なんといっても いちばん たいせつなことは、
それが こころから まっすぐにでた
ことばだということ。
こんなふうに、ただ単に「こういう時には、こう言いなさい」というマナーブックなのではなく、「こころ」が大事だということを教えてくれる素敵な絵本です。
blueは、お行儀が悪い子ではありませんが、とっても内気なのでご挨拶がとっても苦手なのです。
「こころ」で思っていても言葉にすんなり出せない性格です。
私もその気持ちはよくわかりますが、言葉に出さなければ「こころ」は伝わらないことが多いですよね。
小さな声でもいいから、まずは、自分からお友達や先生に声をかけられるようになれば、それが毎日の生活を楽しく過ごせるようになる第一歩だと思うのです。
そんなblueに、いくら「ご挨拶しなさい!」と言っても無理。
それに、ついつい「おはようは、どうしたのっ?」「ほら、ありがとうは?」「さようならって言いなさい!」とつい、ガミガミ言ってしまう私。
「どうしてご挨拶が大事なのか。」というのを、なかなかゆっくり話してあげることができませんでした。
この絵本は、blueにとっても大切なことを教えてくれたはず。
ママがガミガミ言うより、絵本の主人公が頑張っているのを見て励まされることもこれまで多かったblue。
マドレーヌちゃんから何かひとつでも学び取ってくれればと思います。
作者のジョン・ベーメルマンスさんは、マドレーヌシリーズを描かれたルドウィッヒ・ベーメルマンスさんのお孫さんであるそうです。
オリジナルのマドレーヌちゃんの雰囲気とはちょっと違っておりますが、お祖父上が生み出したマドレーヌちゃんをまた新たに蘇らせてくれています。
また、「ご挨拶」って国によって言葉もシチュエーションも違いますよね。
それを、江國さんは全く違和感無く日本の子供たちも楽しめるように翻訳されています。
さすがです。
これを購入した後、よく考えたら、blueが普段ごあいさつをする機会が最も多いであろう学校では英語なので、英語版を買っておいてもよかったなぁなんて思いました(笑)
おぼえておいて ほしいのは、
それらは ぜんぶ
やさしいこころが もたらしてくれる ということ。
今回もまたまた可愛いです♪