平昌五輪が終わって
平昌五輪が終わりを告げ
羽生とハビエルの表彰台という
オーサーコーチの長年の夢がかなった時
オーサーは燃え尽きてしまうのでは?などと
私は余計な心配をしたものだった
それほどコーチとして平昌に懸けた思いの強さを感じてきたのだ。
しかしオーサーコーチはすぐに北京への道を歩み始めていた。
そうだ燃え尽きている暇等ない厳しい世界なのだと思う。
メドベージェワ選手の登場から2年が過ぎ
それはもう過去のこととなった
ロシアではこの件をどう見ているのだろうと
フィギュア界の現実が見えるような記事を読んでいたら
プルシェンコ氏のある言葉が心に刺さった。
やはり彼の言葉には重みを感じるのである。
2020/09/16「何ら個人的なものではなく、単にビジネス
メドヴェージェワのトゥトベリーゼへの帰還は
何ら驚くに値しない」より
(エレーナ・ヴァイツェホフスカヤ)
二度の世界女王エヴゲーニヤ・メドヴェージェワが
元のコーチであるエテリ・トゥトベリーゼの下に戻ろうとしている:
この非公式ニュースはマスコミ界に激震を走らせた。
このニュースがファンたちに大きな衝撃を与えた、ちょうど同じ時に、
メドヴェージェフ家に近しいある人が、私に次のように書いて来た:
「実を言えば、今《フルスターリヌィー》に残ったものは、ほとんどありません。
一方でジェーニャには、ここで今、コーチが必要です。
ですから、正直言って、私はこのような決定に驚きません。
目的が一致すれば、いつだって同意出来るものです」。
自家撞着だが、しかし、感情を排除すれば、事実は現にある
:ドヴェージェワがトゥトベリーゼのところに戻る決断をしたなら、
それによる益は全ての者にある。
ジェーニャにとっては何よりもまず、実際にコーチを得ることが出来る。
折しも、エヴゲーニー・プリューシェンコは、
《メガスポルト》での公開テストスケートで
二度の世界女王のパフォーマンスについて
コメントしながら次のように語った:
「オリンピックチャンピオンであっても、
世界チャンピオンであっても、
コーチは常に必要です。
あなたを誰かが外側から眺め、ミスを見つけ、
導かなければならないのです。
重要なこと、それはフィギュアスケーターには
常に支えが必要だということです」。
トゥトベリーゼにとってジェーニャは、(トランプの)ジョーカーであり、
ラッキーチケットであり、
そして大人の成熟した女性アスリートと働き始めることで、
(訳注:大人のアスリートを育てられないなどという)
全ての口を一度に塞げるチャンスなのだ。
この状況では以前の遺憾の念など、全くのナンセンスに見える
ロシアフィギュアスケート連盟にとっても、
ここではブラスになる:
アスリートたちがロシア国内にいる時は、いつだってより安心だ。
パンデミックの状況下ではそれは特に現実的なものだ。
それに加えて、コスト削減になる。おそらく、それはかなりの数字だろう。
ここではブライアン・オーサーでさえ益を得る。
だって、メドヴェージェワが世界で人気があり、
引き合いがある女子スケーターの一人として今まで残り、
相変わらず滑る欲求を持ち、トレーニングの面でも
自分に高い目標を掲げる能力を保持しているのは、
何と言おうと正にオーサーの仕事が導いたのだ。
実際、このロシア女子アスリートを筋肉と速度の質の喪失無しに
思春期を通して首尾よく導き、
彼女を世界選手権2019の銅メダリストにしたのは
正にオーサーである。すなわち、彼の功績であり、称賛すべきだ。
さらに、オーサーと彼のトレーニングスタッフが
ロシア女子アスリートに投資した全て ― 時間、エネルギー、感情 ― に対しては、
全額清算された。学校の他のコーチたちや専門家たちの全てに対してと同様に。
考えなければならない唯一の問題は、
かつてトゥトベリーゼからオーサーに移行することで免れた
負担とストレスにメドヴェージェワが耐え抜くことが出来るかどうかだ。
blogあれこれより
http://kurkuma.blog.fc2.com/blog-entry-2805.html
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クリケットクラブに良い風が吹くように
平昌後クリケットを新天地としたジェイソはアメリカから
クリケットに戻ることができ すでに試合も経験し元気そうだ
オーサーコーチには日本でコロナウィルスと戦うべく
GPS欠場を決断した羽生選手の心の痛みを受け止めてほしいと思う。
オーサーコーチの帯同を大切に思っている弟子の気持ちも伝わりますように。。
このブログを書き始めた頃のメドベージェワ選手は強かった。
あの頃羽生選手も彼女のミスのない戦いをリスペクトしていた
しかし彼女も五輪を前に足の怪我に苦しんだ
腰の痛みを治して自分の理想を追求してほしい。
そして振付師もコーチもそばにいない羽生選手の環境は
いつもとは全く違うものだが
彼への期待は変わらない。
彼はその期待に応えようとするのだ
いかなる時も。
皆が4回転アクセルの成功を待っている
羽生結弦は本当に大変だ
前記事🔶「羽生結弦が感じた ライバルハビエルと競い合う重圧、そして幸せ」を読んで