婦人公論「もっとも大きく、もっと強く」を読んでつくづく思ったのは

連覇を果たしてもなお

羽生選手に求められる期待は強く熱いということだ。

世選の銀がもたらした闘争心を永井氏は歓迎し

「彼は勝利に飢えている」と表現。

そして懐かしそうに羽生が17歳になったばかりの

2011GP ファイナルを回想されていた

実は私もあの厳しい震災の年のシーズンでの

羽生選手の燃える闘魂が大好きなのである

 

いつだって勝利に飢えている  永井順子

「羽生ネイサン」の画像検索結果

「(世界選手権の)メダリスト会見で、印象的なシーンがあった。

優勝したチェンが中央に座った。その横に位置した羽生は

記者会見の間ずっと、うっすらと笑みを浮かべていた。

 

悔しさを押し殺したような笑顔と刺すような視線。

「ああ久しぶりに見たな」と思った。

これまで何度も目にしてきた光景だった。

 

初めて見たのは羽生が初出場した2011年12月のグランプリファイナルで

4位に入った時だった・・・

「いつか絶対に勝たないといけない」と語った17歳の少年のまなざしは怖いくらい鋭い。

しかしそれでいて、嬉しくて笑いが止まらないのだった。」以上公論引用

 

17歳少年アスリートの熱い眼差し

この時のインタビューは「蒼い炎」の中に記されていて印象深かった

羽生選手がパトリックのことをとてもかなわないとばかりに称えていたからだ

その時そんな鋭い目をしていたとは。並々ならぬ覚悟と決意があったのだろう

発言はこうだった。

「2011グラン...」の画像検索結果

羽生「ファイナルでも一緒に戦ったパトリック選手は・・・やっぱりすごい。

   僕が4歩かかって進む距離をパトリックは2歩で行けてしまう。

   そのくらい良く滑るからこそあの迫力あるジャンプも跳べるのだと思います。

   

   でも昨シーズンのロシア杯、初めて一緒に試合をしたときは

   彼に目を奪われるばかり。でもそれに比べれば今シーズンは

   パトリックの凄さを感じながらも自分の演技に集中することができたんです。

   

   今のところこの人に勝てる選手は誰もいない。彼のスコアを見ると

   あまりの点数の高さに泣けてきますけれど…

  でもあのレベルまでいかなければ

   パトリックとは戦えないんだって改めて思わせてくれます。」(蒼い炎)

        「蒼い炎 羽生結...」の画像検索結果

つまり彼はたとえどんなに強い相手であっても萎縮するどころか逆にモチベーションが上がるという半端ないファイターなのだ。

実際翌年のニースの世界選手権ではパトリックのフリーのTESを抜いていた。

そしてカナダに渡りクリケットクラブでスケーティングを学ぶと一歩辺りの距離がぐんと伸び

正にファイナルで語ったパトリックのレベルに達しソチの勝利につながった。

永井記者は羽生は17歳の頃から少しも変わらないという。そして強いライバルの登場がモチベーションになり闘志に火がつくと。また羽生選手ののびしろにも期待されている。

 

羽生 「自分の原点がこのシーズンを通して見えました。やっぱりスポーツって楽しい。

    強い相手を見て時に沸き立つようなゾクッとする感覚を

    もっと味わいつつ勝ちたいなと思えた」

これぞ羽生選手の原点回帰なのだろう。凄いエネルギーだ。

また忘れてならないのは彼がアスリートとして優秀なだけでなく

卓越したアーティストであるということである・