近年、日本酒の味わいの個性は幅広く、様々な料理とも合わせることができますが、
なかなかそういった体験をする機会がない、という方も多くいらっしゃいます。
今回、一流シェフの皆様と、
日本酒のあらゆるジャンルのお料理とのペアリングを通じて可能性を広げ、
また関わる人同士の友好を深める場として、「Club Gastronomic Sake」を立ち上げました。
第一回にふさわしく、京橋にある老舗グランメゾン、シェ・イノにて、
フレンチと日本酒のペアリングディナーを企画。
個室を貸し切り20名の方々にお集まりいただきました。
古賀シェフは佐賀ご出身ということもあり、今回は九州の食材を取り入れながら、
九州の日本酒6種類と合わせましたよ。
幻のお米、鍋島米を使った鍋島 純米大吟醸や、
六十餘洲の純米大吟醸 雫氷温熟成酒など希少な日本酒を交えながら、
先日のクラマスターでプレジデント賞を受賞した、ちえびじん純米酒とフォアグラ、
東一 甲州ワイン樽貯蔵純米吟醸と舌平目のプレゼ、
鷹来屋 SOBOKUには鴨のローストと、それぞれに素晴らしい相性でした
事前に古賀シェフや伊東シェフソムリエとテイスティングをし、
合わせる食材やソースをイメージしながらお料理の方向性を組み立てていきましたが、
最終的には古賀シェフの感性にお任せして当日を迎え…完成形をいただき、心から感動!!
日本酒と、より合わせるため少し塩を効かせたお料理もありましたが、
基本通常のメニューと変わらない調理、味付けで、
本格的なフレンチとも日本酒はよく合うことを改めて実感しました。
実は数年前に、古賀シェフと東一の酒蔵にご一緒したこともあり、
いつお会いしてもにこやかにお話くださる優しく
どこまでも懐の深いお人柄に大尊敬なのですが、
プロフェッショナルな一面を改めて目の前で拝見し、ご一緒させていただき光栄でした。
井上旭オーナーシェフのスタンスとして、日本酒は普段置いてらっしゃいませんが、
今回オンリストしてもいいのではと思えるほどのお酒もあったと古賀シェフ。
シェフやソムリエの方にも日本酒の可能性を感じていただきたい、
というのもこの会の目的の一つでもありますし、今回シェイノで実現できて心から感謝です。
ご参加くださった皆様、関係者の皆様、本当に有難うございました。
次回以降も楽しみながら続けていきたいと思います