先週、山形県酒造主催「GI山形 認定記念セミナー及び懇親会」が、
東京ステーションホテルで開催され伺いました。
GIとは、地理的表示のことで、正しい産地であること、一定の基準を満たして生産されたことを示し、例えば世界では、シャンパーニュやスコッチウイスキー、ボルドーワインなどがそれに当たります。
日本では、酒類の地理的表示は国税庁長官が指定。
すでに、日本酒、焼酎、ワインなどで地理的表示の指定がされていますが、
都道府県単位では、「山形」が初。
昨年12月に指定となりましたが、それまで2年の年月がかかり、
かなりのご苦労もあったようです。
山形と名乗るには、山形県で醸造、貯蔵、容器詰めした日本酒で、米、米麹は国産米を使用、仕込み水は山形県で採取されたものを使用するなどの規定があります。
また、やまがた酒は、柔らかくて透明感のある酒質が特徴。
これから更に山形フランドが世界に広がっていくことを考えると、
地理的表示も必須となる時代なのでしょうね。
山形県出身、アルケッチャーノの奥田政行オーナーシェフによる、
日本酒と料理のペアリング理論についてもセミナーもありましたが、
とても分かりやすく、懇親会では海老を使ったリゾットとのペアリング実践もあり、有意義な時間でした。
こちらの書籍は、数年前の発売時にすでに購入させていただいてましたが、
参加者の皆様大絶賛で、会場でも飛ぶように売れていましたよ。
料理と日本酒の合わせ方についても、詳細に書かれているので、とっても勉強になります!
世界中でSAKEが造られるようになってきている今、
日本で造られる日本酒のブランドをしっかり発信していくためにも、
地理的表示の指定はこれから益々増えていくことでしょうね。
今後の取り組みにも、注目していきたいと思います!