２９日、宮崎市のスーパーFoodaly霧島店で９カ月の赤ちゃんが死亡した事故現場の近くにも、高圧鉄塔とそれから伸びる高圧電線があった。事故車両は自宅からスーパーへ来たのなら、確実にこの高圧電線の下を通過してスーパーまで走ってきている。事故現場手前の約１.２キロ手前にこの高圧電線は存在していた。この高圧電線が、事故車の制御コンピュータを固まらせたのが事故原因と推測できる。この事故原因の可能性は、結構高いと私は考えている。事故車アウディの助手席側後輪近くにはっきりとキズがつくほど母子に衝突している。車が普通にバックしていただけなら、ボディーにキズがつくことはないだろう。そうとうスピードがでていた証拠である。

私が暴走事故を調べ始めて間のないときには、この車の不具合による暴走事故はトヨタ車だけに発生しているものと考えていた。３年くらい前に、三重県内で事故に遭われた方の事故車のメーカーを聞いてトヨタ以外の車だったので、それでは車側の原因で発生した事故ではないと話したこともありました。しかし、その考えは誤りでした。年を重ねて調べてくるうちに、国内の全メーカーの車に車側の原因で暴走事故が発生していることがわかってきました。各メーカーの車がコンピュータ制御になっているのですから、トヨタだけに暴走事故が発生することにはならないわけです。国内メーカーだけでなく、ベンツ・BMWに車側の原因による暴走事故と考えられる事故の報道を目にすることも出てきました。昨日発生の宮崎市霧島、スーパーFoodaly霧島店でのアウディによる母子衝突事故で９カ月の赤ちゃんが死亡した事故も、車の制御コンピュータの不具合発生が事故原因と考えられます。

高圧電線から事故現場までの図

こんなところに高圧鉄塔ないだろうな、と思って調べていたら、宮崎スーパー事故現場手前にもあった！