健康診断(特定検診)を受けて、自分の健康や生活の振り返りをしよう! | ライフステージでの医療と福祉の上手な付き合い方

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看護師として25年以上、医療・介護現場での勤務経験から、日常生活で様々な健康にまつわる気づきや思いについて、ポチポチとつづっています。「人生は一度きり。最期まで楽しく、私らしく」をモットーに、日々活動しています。

 

健康診断(特定健診)受けてますか?

 

外に勤めていた頃は、毎年の定期健康診断があり、

健康診断を受けるのは当たり前だった私。

 

しかし、個人で仕事をすることになると、

半ば自動的に用意された健康診断がなくなってしまいました。

 

夫の会社での扶養者として、一部負担金が必要ですが、
年1回の健康診断(特定検診)を受けることができる。
それは、自己申告しないとできません。

 

年1回の健康診断を自分で意識して予定をしてないと、
すぐ1年は過ぎてしまいます。

 

健康保険の団体が窓口になるので、

ぜひ確認してみてください。

 

 

更年期世代は、自分の身体を知る機会に健診を活用しよう!

 

私自身、更年期世代になり、
身体に問題が出てもおかしくない年代。

 

病院へ定期通院する病気もなく、
多少の身体の不調はあるものの、健康だと感じて過ごしてます。


ただ「自覚症状がなければいい」ではなく、
年に1度の健康診断(特定検診)は、
自分の身体をチェックする機会としてきちんと受診をしています。

 

今年に入り、特定検診を受けた時のこと。

 

健診センターを予約し、

各種検査の間に、内科医師の診察があります。

 

いつもなら、年配の医師が問診票などをチェックして、
ちょっと質問があって、すぐ診察が終了するのに、

今回はちょっと違いました。

 

今回は女医さんで、診察室に入った私を見て、

「甲状腺がちょっと大きい」と言い、首の部分の触診をしました。甲状腺

「あまり問題ないと思うが、甲状腺を一度チェックしておいた方がいい」と

言われました。

 

健診結果に「甲状腺の異常」の旨を入れておくとのこと。

 

私は、健診結果が心配で、結果が届くまでの3週間ほど、
ソワソワしながら過ごしました。

 

 

女性に多く見られる、甲状腺の病気

 

更年期は、心身共に不安定な状態になりやすく、
その原因が更年期症状なのか、他の病気なのか、
なかなかわかりにくいそうです。

 

 

甲状腺は、身体の代謝に関わるところ。
なかなか表から見えないので、診断も難しい。
 

甲状腺の疾患は、甲状腺が暴走してしまう病気「バセドウ病」と

甲状腺機能が低下する「橋本病」があります。

 

どちらも、甲状腺ホルモンを調節する薬を飲むことになるのが、

一般的な治療のよう。

 

ネットで甲状腺の病気について調べてみると、
セルフチェックができるものもありました。

 

セルフチェックで、ある程度該当する項目はあっても、
ホントに甲状腺に何かあるのか不安でした。

 

健診センターから結果が届いたら、

甲状腺専門で診察をしている、
近くのクリニックを受診しました。

 

健康診断結果を提出して、追加の採血があり、
後日甲状腺エコー検査を予約しました。

 

甲状腺エコーの検査では、即日検査結果が出ました。

 

甲状腺ホルモン量も、前回の採血で正常範囲内だったので、

その結果、甲状腺は問題なし。

 

たぶん、このコロナ禍で、首回りの部分に脂肪がつき、

甲状腺が大きく見えたようではないかとのこと。

 

甲状腺は「異常なし」の結果に、
ホッとしました。

 

 

健康診断で自分の生活を振り返って、普段の生活の改善を

 

私なりに自分がどうして、甲状腺が大きくなったかを

考えてみました。

 

  • 自粛生活で活動量の低下
  • 年齢を重ねていくにつれ、基礎代謝量の低下
  • 基礎代謝低下しているのに、摂取カロリーが多い


結局は、
身体が必要な量を越えたオーバーカロリーだったかも?

 

自分の口にする食事を少し見直し、定期的な運動を行い、
体重や体脂肪などが少しずつ改善してきました。

 

 

その身体の不調は、更年期症状?、それとも他の病気かも?
 

更年期だから、身体の不調があって当たり前。

何となく、そう思い込んでいませんか?

 

全ての症状が病気につながるわけではないけれど、
病気であったら、適切な治療をすれば改善するはずです。

 

医療機関を受診するのが、億劫かもしれません。

 

 

 

症状が悪化したり、体調が悪いと悶々として、

心が病んでしまうことがあるかもしれません。

 

そうなる前に、ちょっと自分の身体を特定検診でチェック。

その結果で、安心できる材料が手に入るかもしれませんよ。

 

定期通院している病気がない人ほど、

ぜひ特定検診は受けるべきだと思います。