捨てられない物がある。
沢山の生活に関わる物、自分史に纏わる物、想い出に繋がる物。
ゴミのようだけれど、ガラクタとも言えそうだけれど、自分には宝物なのだ。

そこら辺を掃除しても、結局捨てられない多くのガラクタが空間を明け渡さないので、部屋が綺麗になった気がしない。
物が減ってすっきりした~‼という達成感もないに等しい。

売りたい服は山積みになったまま売れず。
可愛い人形やぬいぐるみは、自分の片割れのようで絶対に処分ができない。

思い切りや吹っ切る何かが必要なのは分かっているが、どうにもこうにも愛着が邪魔をする。
今後一切、絶対に使用しないだろうという物、それこそが無用の長物なのだが、それさえも破損していなければ捨てるには忍びない。


いっそのこと人情などいらない。
物に対しては無責任で薄情なヤツになってしまいたい。
優しさは罪作りである。いや、ゴミ作りである。


部屋には自分の人生が表れるのだろう。
人生を整理できないものだから、
過去の思い出を捨てられないものだから、
頭にも塵のような思い出が転がって、素敵な記憶と絡まりあって、グチャグチャになっている。
宇宙の塵のように木っ端微塵に消滅してもいいはずなのに。
何処へともなく風化してしまえばいい。


忘れ去りたいものを消去しない限りは、新たなものが入る余地もないだろう。


春だから、夏へと向かうこの季節だから、
新風を吹き込みたい。
幸せのさざなみを立てたい。


だから大革命を起こそう。
思い切りの良い人間になろう。