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前回の記事はこちら。今回はその続きです。

 

 

 

十数年前に、勤めていた塾で同僚だったイギリス人に日本語文法を教えたことで、ちょっと自信がつき、その後、独立して開塾した塾の近くの公立中に通う女の子(海外からの転校生)にも日本語文法を教える事になりました。

 

そして、それがきっかけで、インターナショナルスクールに通うその子のお姉さんの英語で書かれた数学の宿題を手伝う事になります。

 

その経験が無ければ、その後の同じインターナショナルスクールに通う男の子のお母様からのご相談があった時に、前向きな気持ちで数学の指導を引き受けられたかどうかは、怪しいです。

 

なにしろ、私自身は、日本の一般的な学校でしか数学を学んでいないのですから。

 

ですが、気付くとSAT(アメリカ版大学入学共通テスト)や PSAT(SATの予備試験)、時にはAP pre-calculusやAP calculusの数学指導も行うようになっていました。

 

 

 

 

 

 

社会人も学生も、何かを学ぼうとしている人たちはそれぞれに苦労しています。そのような人たちの話を聞いて、「何か手伝えることはないか」を考え続けた結果です。基本的に仕事というのは困っている方のお手伝いをしつつ、より効率の良い解決策を考え続けることで発展し続けられるようです。

 

塾の講師を仕事の面から捉えると、「社会(他者)との繋がりの中に仕事が存在する」という点では、典型的な業種のように感じます。何をしたら良いかが分かりやすい仕事です。

 

また、私個人としても生徒たちと同じ「学習者」としての気持ちを保つことができているのが嬉しいです。日々、授業の中や準備の段階で新しい発見があり、視野が広がっていくのを感じます。

 

 

 

  「数学って何の役に立つの?」とは聞かれない

 

 

 

視野が広がったという点から言うと、これまでにインターナショナルスクールの子達からは「数学って何の役に立つの?」という質問をされた記憶がありません(ただし、忘れているだけの可能性はあります)。

 

(どちらにせよ)これは、新鮮な驚きです。

 

日本の一般的な中学校や高校に通う生徒の数学指導をされた経験がある方の多くは、「数学って将来、何の役に立つの?」という質問をされたことがあると思います。

 

私は、かなりの頻度で誰かに質問されていたと思います。

 

しかし、インターの子達は、その子の数学の成績が良いか悪いかに関係なく、「数学が役に立たない学問ではないか」という疑問はあまり持たないようです。

 

 

その理由についての推測は、次回以降で述べてみたいと思います。

 

 

 

Written by Desaki