自らを消耗品と名乗る最強無敵の傭兵軍団エクスペンダブルズ。リーダーで軍用銃のエキスパート、バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)。元SAS(英国特殊部隊)隊員でナイフの専門家、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)。マーシャル・アーツの達人、イン・ヤン(ジェット・リー)。大型銃器のスペシャリスト、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)。爆破のプロフェッショナル、ツール・ロード(ランディ・クートゥア)。狙撃と空手の名手ガンナー・ヤンセン(ドルフ・ラングレン)。そして元SASR(オーストラリア特殊空挺連隊)隊員の若き天才スナイパー、ビリー・ティモンズ(リアム・ヘムズワース)。

彼らの今回の仕事は、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収。ボックス内の機密データは旧ソ連軍が埋蔵した大量のプルトニウムの埋蔵場所を示すもので、もしそのプルトニウムが軍事独裁国家などに渡れば、世界が破滅への道をたどることは間違いない。データボックスが格納された金庫は120秒ごとに変化するアクセスコードに守られており、誤ったコードを入力すると爆発する仕掛けになっている。

CIAのチャーチ(ブルース・ウィリス)はその暗証番号解読のため、マギー(ユー・ナン)という女性エージェントを派遣、エクスペンダブルズに同行させる。

彼らはGPSをたどってデータボックスを発見、マギーが鮮やかにコードを解除するが、そのときヴィラン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)とその右腕へクター(スコット・アドキンス)率いる謎の軍団がエクスペンダブルズを包囲、見張りにあたっていたビリーを人質にしてボックスの引き渡しを要求する。

バーニーはビリーの命を優先し、仲間に武器を捨てさせ、ヴィランにボックスを渡すように命じた。

だがヴィランはボックスを受け取るや、バーニーたちの目の前でビリーを殺害し去って行く。

ヴィランは機密データを利用して大量のプルトニウムを掘り出し、それを某国のクライアントに売り渡そうとしていた。

彼はすでにその準備のため一国の軍隊にも匹敵する軍団を組織し、アルバニアのある村を占拠、村の男たちを強制的にプルトニウムの埋蔵現場で働かせていた。

ヴィランたちが潜む村を突き止めたエクスペンダブルズは、村に残された女性たちの助けを借り、ヴィランとその部隊の殲滅作戦を開始。

やがて、その闘いにネパールでバーニーに命を救われたトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)やチャーチ、さらに伝説のコマンド、ブッカー(チャック・ノリス)らも援軍として参戦、バルカンの大地を熱く焦がす激しいバトルが始まろうとしていた……。

スタローンたちアクションスター総出演「エクスペンダブルズ」シリーズ第2作。













最初の救出シーンから前作よりパワーアップした迫力満点の拳銃、大型重火器、などのメンバーの得意技や個性を生かした銃撃戦、カンフーやナイフなどの格闘戦、爆破もてんこ盛りで、演じているスタローンやシュワルツェネッガー、「壊したら溶鉱炉に沈めるぞ」などシュワルツェネッガーやブルース・ウィルスのセルフ・パロディを思わせるセリフで笑わせるシーンやスタローンと紅一点のユー・ナンの淡い恋もあり、ラストのステイサム対スコット・アドキンス、スタローンとジャン・クロード・ヴァンダムの壮絶なガチンコファイトシーンもあり、大満足なアクション映画でした。