歩道と言うものは、車道でないところを歩道、というのではなく、
歩道を歩いていれば、安心していられる通路という意味です。
早期の改善お願いします!
まず、優先順位として、
小さなお子さんが通る通学路や
小さなお子さんたちが、遊びまわる周辺の住宅地の道路の歩道には、
”絶対”ーーーが付くほどの安全を図らなければいけません。
日本には、歩道がない商店街や、駅前の道が、たくさんありますが、
理想に近づく前に、色々なことができるわけです。
1) 一番簡単なのは、そういう、主要で、”長くもない生活道路”は、車禁止にする
2) 子供の通学時間、朝、午後、夕方などを、車禁止
3) 狭いのは、わかっていますが、最低でも、片側だけでも、頑丈/安全な歩道を作る
4) 一方通行にする、
5) 午前と午後や、曜日などを分けて、一方通行にする
6) 時速、5㎞以下にする
7) 片側であっても、両側であっても、歩道を作るついでに、屋根を付けて、
雨の日でも、ビジネスがマイナスにならないようにする
などなど、色々あります。
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歩行者が死なない道への改修が加速
立野井 一恵
ライター
2021年6月、千葉県八街市で児童が死傷する痛ましい交通事故が発生した。小さな命が車の犠牲となる事故事例は枚挙にいとまがない。19年には大津市で園児2人が死亡、保育士を含む14人が重軽傷を負った事故が発生。12年には京都府亀岡市で登校中の児童ら10人が死傷したケースがある。通学路をはじめ、身近な道路での悲惨な交通事故が繰り返されているのだ。
先進7カ国(G7)の中で、日本は生活道路における事故リスクが高い国だ。人口10万人当たりの歩行中・自転車乗用中の交通事故による死者数は米国に次いで多い。国内においては、幹線道路での交通事故件数は急速に減少しているものの、生活道路での事故件数の減少速度は鈍い。
人口10万人当たりの交通事故での死者数を先進7カ国(G7)間で比べた。日本は自動車乗車中の死者数はG7で最も少ないものの、歩行中・自転車乗用中の死者数は多い。世界銀行によるIRTAD(2019)の情報を基に国土交通省が作成
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道路の種類別に見た交通事故件数の推移。幹線道路に比べて、生活道路での事故の減少スピードが鈍い(資料:交通事故統計年報を基に国土交通省が作成)
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生活道路の安全対策に詳しい埼玉大学大学院の久保田尚教授は、次のように指摘する。「交通事故による死者が発生した事例の約半数は、歩行中や自転車乗用中のものだ。そのうち約半数が自宅から500m以内で事故に遭遇している」
さらに、生活道路における人口当たりの事故件数を見ると、死傷事故では小学生や75歳以上の高齢者が多い。子どもや高齢者が事故に遭遇しやすいのだ。
生活道路での事故が後を絶たないのはなぜか。
一因は日本の生活道路の狭さにある。
古くから馬車での交通が多く、歩道を設けるのが一般的だった欧米各国とは、そもそも生活道路の構造が違う。狭い道路はただでさえ人と車が接触しやすく、逃げ場がない。制限速度を超えたスピードで車が突っ込んでくれば、痛ましい事故につながりかねない


