駐日大使にワインスタイン氏 保守系シンクタンク所長 米大統領、近く指名へ
12/13(金) 14:41配信
【ワシントン時事】トランプ米大統領が近く、空席となっている駐日大使に保守系シンクタンク「ハドソン研究所」のケネス・ワインスタイン所長を指名する方針を固めたことが12日、複数の関係者への取材で分かった。
ワインスタイン氏はトランプ大統領や安倍晋三首相と近い関係にあるとされる。大使就任には上院の承認が必要となる。
ワインスタイン氏は1991年にハドソン研究所に入り、2011年3月から所長。同研究所はトランプ政権に最も近いシンクタンクとして影響力を強めた。
ワインスタイン氏は頻繁に日本を訪れ、安倍首相や河野太郎外相(当時)らと会談。今年夏には同研究所に日本部門を新設し、マクマスター元大統領補佐官(国家安全保障担当)を日本部長に招いた。関係者は「トランプ政権中枢に近く、日米両国のつながりを強化する人材としては最適だ」と語る。
日本政府は18年度第2次補正予算で、日米協力強化に向けて対外発信を行い、政策形成に対する影響力を強めるため、ハドソン研究所での日本部門創設に計5億6000万円を拠出した。
トランプ政権下では17年8月、投資会社創業者のハガティ氏が駐日大使に着任した。ハガティ氏は今年7月、来年の上院選への出馬を視野に大使を辞任。その後はヤング首席公使が臨時代理大使を務めている。
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