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車作りに挑んで6年「道は開ける」 京都の若手起業家〈上〉

京都新聞 1/10(火) 22:20配信



 「ベンチャーの都」と呼ばれる京都では、次代を担う若手経営者も台頭している。代表格として電気自動車(EV)開発ベンチャーGLM(京都市左京区)の小間裕康社長(39)を紹介する。
■EV開発ベンチャー「GLM」小間裕康社長
 昨年9月、世界の自動車メーカーが集うパリモーターショーにEVのコンセプトカーを初めて送り込んだ。「GLM G4」。優美な流線形とはね上げ式の4ドアという独特のフォルムが、来場者の注目をひときわ集めた。
 「ベンチャーに車作りは無理といわれたが、道は開けると思っていた」。自動車産業に挑んで6年。方向性に確信を得た日だった。
 起業家としての原点は高校時代に独学で始めたピアノだった。大学生のころには腕を上げ、地元神戸市の商業施設で演奏を披露するように。運営に携わっていた人材派遣大手パソナグループ創業者の南部靖之氏に目をかけられ、自らも事業を興そうと思い立った。
 「自分の可能性に天井を設ける人がいるけど、私は違う。ピアノも起業もそうだった」
 音楽仲間を結婚式場などに派遣する仕事を皮切りに、家電量販店に学生を販売スタッフとして送り込むビジネスを創業。会社も立ち上げた。
 事業は順調だったが、31歳で立ち止まる。「自分には経営者としての知識が足りない」。経営を後進に譲り、京都大経営管理大学院で学び直す。そこで副学長だった松重和美名誉教授が進めるEV開発プロジェクトと出会った。
 起業家の血が騒いだ。「量産車を作りましょう」。ガソリン車のエンジンは大手企業が培ったノウハウの塊だが、EVはモーターで動くため、小企業も参入しやすい。幸い京都は電池や充電装置などの基幹部品を作る企業が集積している。2010年、松重名誉教授の後押しで会社を設立。部品メーカーの協力も取り付けた。
 運も良かった。採用した技術者が独創的なスポーツカーを手がけながら倒産したトミタ夢工場(京都市北区)の元社員だった。創業者の富田義一さんと会い、同社の車「トミーカイラZZ」をEVで復活させるプロジェクトへの参画を得た。
 完成車を公道で走らせる国の認証を得るのには苦労した。「失敗と思えばそこで終わり」。技術陣と課題を一つ一つ解決し、14年の納車にこぎ着けた。
 そして完全オリジナルのG4を開発。19年中の量産開始を目指す。「出資者や市場の期待に応える責任を感じる」。言葉とは裏腹の充実感を表情ににじませた。




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最終更新:1/10(火) 22:20
京都新聞