価格別 LTE対応SIMフリースマホまとめ――「ディスプレイ、本体サイズ、重さ」編

ITmedia Mobile 5月4日(月)17時5分配信

 



MVNOの格安SIMサービスが増えるにつれ、SIMロックフリーの端末も数多く発売されるようになった。5月にはSIMロックの解除も義務付けられ選択肢が増えそうだが、今買えるSIMロックフリーの端末だけを見ても、魅力的なラインアップとなっている。

 そこでオンラインストアや家電量販店、MVNOで一般的に購入できるSIMロックフリーのLTE対応スマートフォンを取り上げ、主なスペックを比較してみた。第1回は画面と本体のサイズを見ていく。

●2~3万円台が主流 1万円台から10万円超の人気スマホまで

 本記事で取り上げているのは現在購入が可能なSIMロックフリー端末のなかで、LTEに対応したスマートフォン20機種だ。

 一部古い機種の中には在庫が少ないものもあるが、執筆時点で公式オンラインストアやAmazon、MVNO、家電量販店で購入できるものは取り上げている。auのMVNOで使える端末、タブレット、LTEに対応しない端末は除いた。

 今回比較している内容は公式サイトや公式オンラインストア、MVNOのストアを参考にした本体の価格(一括時・税込価格を筆者が計算、小数点以下切り捨て)、画面サイズ(解像度)、本体サイズ、重量となる。価格については購入する場所によって異なるので注意してほしい。

 それらをまとめたのが以下の通り。

 最安はfreetelの「priori2 LTE」(1万9224円)で、この中では唯一の1万円台だ。priori2は3G版が早くから販売されていたが、そのLTE版となる。ちなみにLTEには対応しないが、NTTレゾナントが「gooのスマホ」として販売するZTE製の「g01」はわずか1万800円。480×854ピクセルとディスプレイの解像度は低いが、5型でAndroid 5.0を搭載する。

 全体を見ると中心価格帯は20機種中11機種が並ぶ2~3万円台。グローバルメーカーを中心に、モバイル好きならおなじみのブランド名が並んでいる。5万円以上になると、一般的にも知名度の高いスマートフォンがそろっており、8万円台にGoogleのNexus 6、9万円台にAppleのiPhone 6が登場。

 最も高価な端末は10万円台のiPhone 6 Plusだ。これは16Gバイト版の最安の価格で、128Gバイト版の価格は税込みで13万2624円だ。

 画面サイズを見ると5型が多く、画面解像度はHD(1280✕720)クラスがスタンダード。このクラスで最安はHuaweiの「Ascend G620S」。選択肢も豊富なので、次回以降、ほかのスペックもぜひチェックしてほしい。

 4~4.5型のコンパクトなスマートフォンも充実している。4型の京セラ製タフネススマホ「TORQUE」は、発売当初は高価だったが、今では2万円台で購入可能。米国国防総省の調達基準であるMIL規格に対応しているのはマニアにはたまらないが、重さはヘビー級だ。

 コンパクトかつ軽量なのは、シャープの「AQUOS SH-M01」とソニーモバイルの「Xperia J1 Compact」だ。前者は4.5型で幅63ミリ、後者は4.3型で幅65ミリなので片手で操作しやすい。AQUOS SH-M01の重さ120グラムは、20機種の中では最軽量だ。

 逆に大画面志向なら、6型フルHD(1080×1920)液晶を搭載する「Ascend Mate 7」がおすすめ。Nexus 6もほぼ6型で、1440×2560ピクセルという高解像度も魅力だ。ただし、幅はAscend Mate7の方が2ミリ小さい(Ascend Mate7は81ミリ、Nexus 6は83ミリ)。

 安価な大画面スマホを求める人には、5月16日に発売予定のASUS製「ZenFone 2」がおすすめ。5.5型で3万円台から購入できる。Ascend Mate7とNexus 6は180グラム以上だが、ZenFone 2は170グラムでやや軽い。

 大手キャリアから登場している最新スマートフォンと同じく、SIMロックフリーのスマホも全体的に大画面化が進んでいる。一方、コンパクトモデルのラインアップも存在しており、サイズでスマホを選びたい人にはうれしい状況といえそうだ。


    最終更新:5月4日(月)17時5分
    ITmedia Mobile