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安くても断熱性を高める工夫集
この前、建築会社の営業さんと
家づくりの打ち合わせをしていたときのことです
「断熱性能を上げたいんです」
そう伝えると、営業さんは一瞬だけ黙って
それから少し申し訳なさそうに言いました
「正直、断熱材のグレードを上げると
それなりに費用が上がります」
うん、やっぱりそうか…
と心の中で思いつつ
それでも諦めきれずに聞いてみました
「じゃあ、費用を抑えながら
断熱性を高める方法って
何かありますか？」
そのとき教えてもらったことが
とても参考になったので
今日はその話を書いてみたいと思います
まず一つ目は
窓の配置を工夫することでした
南側には大きな窓
北側や西側は小さめに
できれば最小限にすることで
熱の出入りをコントロールできるそうです
「特に冬は日射が大事ですから」
営業さんはそう言って
日中の太陽の角度まで
丁寧に図で説明してくれました
「窓の性能も大事ですが
どこに付けるかも同じくらい重要なんですよ」
たしかに、窓は一番
熱が逃げやすい場所かもしれません
もうひとつ印象に残ったのが
玄関まわりの工夫でした
断熱性能の高い玄関ドアは
価格も高くなりがちですが
それ以外にもできることがあるそうです
「例えば、玄関ホールに
もう一枚ドアを設けて
仕切るんです」
いわゆる“風除室”のような構造です
直接リビングに冷気が入らないように
ワンクッション置く感じですね
「これならドアをグレードアップするより
安くできることも多いですよ」
なるほどなあ
それなら自分でも工夫できそうだと思いました
それから、営業さんが見せてくれたのは
天井と床の断熱図面でした
「屋根裏と床下は
気密を意識するだけでも
性能が全然違います」
たとえば床下に断熱材を入れても
隙間だらけだと意味がないそうです
「シーリング処理や
丁寧な施工がコツです」
ここでたけやんは
一つ思いつきました
「それって…
もし断熱材のランクを少し下げても
丁寧な施工を意識すれば
ある程度補えるってことですか？」
営業さんは少し笑って
「いいところに気付きましたね」と言いました
「実はそういう細かい部分こそ
快適さを左右するんですよ」
プロの手が入る部分もありますが
設計段階で一言
「気密重視で」と伝えるだけでも
結果は変わってくるそうです
最後に提案されたのが
“床下エアコン”という方法でした
これはちょっと予算が必要だけど
エアコン1台で
家全体を暖められる工夫だそうです
「高い断熱材を使わなくても
熱が逃げにくい家なら
効率よく全体が温まります」
こういう選択肢もあるのかと
驚きました
断熱材のスペックばかり気にしていたけれど
設計と施工の工夫次第で
コストを抑えながら
暖かく暮らせる家はつくれるんだと
実感しました
「安くても断熱性を高めたい」
そう思っていたたけやんにとって
今回の打ち合わせは
とても収穫のある時間になりました
みなさんはどんな断熱工夫を考えていますか？
コメントでぜひ教えてくださいね
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