圧倒的な黒っぽさ | Looney Tunes and Merry Melodies

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アンダーグラウンド低音職人の音楽バカ日記です

The kInks強化期間にするとか言いながらも今回はThe Rolling Stonesです。
Stonesに関しては全時代大好きなのですが、言ってしまうと60年代初期のアルバムというのは60年代後期からの作品に比べると聞き込みが浅いなと思いこれまた最近初期Stonesを強化して聴いているのですが、

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アメリカでのサード・アルバムであるThe Rolling Stones Nowを聴いて
The WhoやThe Kinksとの違いに何となく気がついたような気がしたのです。
それこそがタイトルに示した『圧倒的な黒っぽさ』なのです。
何もジャケットの色調の事を言っているわけではないですよ。

一曲目に収録されたソロモン・バークのレパートリーであるEverybody Needs Somebody To Loveを最初の音を聴いただけでもStonesがリズム&ブルースに深く傾倒していた事がわかるというかそれが音でしっかり表れているような気がしたのです。



言い換えれば黒人音楽を白人がプレイする事の難しさというのは人種云々という事を抜きにして良く語られることなのですが、Stonesはそういう点を他のバンドよりもいち早く自分たちのものにしていたのだろう、当時のバンドが憧れていた対象や好んでカバーしていた楽曲が似たようなアーティストであったようなところは多かったでしょうがStonesの場合は選曲と演奏の黒さが際立っていたのだろうなと思ったのでした。

話は前後しますが、Stones大好きなくせして初期のアルバムをあまり聴き込んでいない裏にはこの時代はアメリカ盤とイギリス盤との違いがあったりしてどうもややこしく感じていたという理由からのような気がして来ました。

このThe Rolling Stones Nowという作品はアメリカのみで発売されたアルバムなのでイギリスでのセカンドアルバムThe Rolling Stones No2から7曲収録し他の曲に関してもイギリスでのファーストアルバムに収録されていた曲(Mona (I Need You)とか)や、逆にイギリスでは1970年代に入ってから発表される事になるジャガー/リチャーズによるオリジナル楽曲Surprise Surpriseがここでは収録されていたりと、、、ね、ややこしいわけですよ。。。

それに加えてシングルコレクションとかもあったりするし、いろいろな形で何となく聴いているというのがStones初期のイメージなのですが、今回このThe Rolling Stones Nowでの再発見などを考えるとやはりアルバム単位で聴く事の重要性というのに気がついたような気がします。


『俺と仲間』
~40th Anniversary Edition~

2016年1月23日(土)
会場:池袋Adm

OPEN/START 18:00
Charge ¥2000 + 1Drink ¥500

LIVE ACT
TOKYO-VH
MAHOROBA


DJs
エレキャット
MIZUNO
嫁の金



TOKYO-VH OFFICIAL WEBSITE