「光る君へ」⑨話 | 菊蔵の「旅は京都、さらなり」(旅と歴史ブログ)

「光る君へ」⑨話

明日の放送では、いよいよ前半のクライマックス「寛和の変」です。兼家の策略により亡くなった弘徽殿の女御の為に花山天皇が出家します。


それはドラマを視聴していただくこととして・・


弘徽殿の女御の父・為光の娘達は揃いも揃って美人のようで😆、弘徽殿の女御以外にも三の君には道隆の子・伊周が通い、四の君には出家した花山法皇が通っています。これが長徳の変に繋がります。


三の君は為光がこのほか可愛がったようで、財産の殆どを三の君に残しています😳。


四の君の他に五の君もおりまして、この二人はともに藤原道長の妾となっており、四の君は出産の際に母子共々死去しています(『大鏡』)。五の君も妊娠したようですが、想像妊娠だったようで出産には至っておりません(『小右記』)🥺。


さて、⑨話で直秀と盗賊達が検非違使に殺されてしまいます。


平安時代は弘仁年間以降、怨霊・祟・穢の思想から保元年間まで死罪はすべて一等を降ろして遠流に処することが常となっていますが、検非違使や押領使には独断での執行を禁じておらず、検非違使によって執行された実例は『日本紀略』寛和元年五月条、正歴三年十一月条、万寿元年三月条にみえますね🤓。


ドラマに戻って


鳥辺野の場面ではまひろのセリフが一言もなかったのに感心してしまいました😊。


実資役の秋山竜次さんと妻・桐子役の中島亜梨沙さん。この二人良い味だしますわ〜😄。


男性陣では道長の次に重要な人物をロバート秋山かい!と当初は思いましたが、どうしてどうして、意外なはまり役かもと思っております🤭。