コーチングの本当の意味 | ショッピングの人類学

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最近、「コーチング」という言葉をやたら耳にするようになったが、元ラグビー日本代表の平尾誠二氏の本を読んで、はたと気がついたことがある。
心理学者で文化庁長官である河合隼雄氏との対談で、平尾氏はこう発言している。

ラグビー発祥の地でもあるイギリスでは、1840年ぐらいには、教師のことをコーチと呼んでいたそうです。コーチという言葉が最初に出てきたのは、16世紀ぐらいで、当初は馬車のことをコーチと呼んでいました。ですから「目的地に届ける」というのがコーチの基本的な概念です。つまり、馬車がコーチであるならば、行き先を決めるのは乗客である選手のはずなんです。選手自らが決めた行き先に、どういう形でいちばん早く安全に届けるのかを考えてやるのが、コーチの役目なんです。(『「日本型」思考法ではもう勝てない』15頁)

なるほど、たしかに「コーチ」のもともとの意味は「馬車」だ。
乗客を早く安全に「目的地に届ける」こと、これがコーチングなんだ。



平尾 誠二
「日本型」思考法ではもう勝てない